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2014-10

香茶店“香り不思議発見” Vol.49

「新嘗祭(にいなめさい)…五穀の香り」
香star 天年堂  稲生宗司
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「秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ」 天智天皇
「新嘗祭(11月23日)」とは、宮中祭祀のひとつで、収穫祭にあたるもの。
日本では、古くから五穀の収穫を祝う風習があった。「郷学の森」(東芝・BS・月星創業者等の胸像あり)で有名な、市内南薫町にある「五穀神社」は、印度の農耕の神様を祭ってある。
さて、米の香りについてだが、「清良記(日本最古の農書)」の中には、“香り米”を「薫早稲」「香餅」と記載されている。香りの発現には、“標高が高い・昼夜の気温差が大きい”などの環境が影響する。有力な香り成分は、“アセチルピロリン”で、茹でた枝豆や小豆・煎り大豆のような香りとか、アメリカではポップコーン・ナッツのような香りと形容される。
香りではまだまだ“新米”である私は、このような日本の香りを研究し、皆様に良い香りを提供していきたい。

久留米文学散歩 vol.23

檀一雄編⑨
文/増原 達也

ヨソ子は一雄の会社を献身的に手伝っていたようです。只あの当時(昭和22年頃)は看板と事業内容は大きく違っており、一雄の語学力を活かして「闇」物資も可成り扱っていた模様
です。金銭的なものは母トミが裏で相当応援していたので、困った事はなかったと云われています。商売の方は昼間の仕事で、夜は劇団の練習に使っていました。そして福岡市で1〜2回公演もしているようですが、演目が世界の名作と云われている物なので、当時の日本ではお客はほとんどなかったようです。以後単身で上京、川端康成を頼って、彼に原稿も渡しています。そして昭和23年頃、東京練馬の方に建売を購入。勿論この時の資金も実母トミが大半を出し、ヨソ子と長男の太郎を呼んでいます。この当時から「リツ子物」を短編で書き、当時竹の子のように出てきた雑誌に持ち込んでいます。これを繋ぎ合せ、彼が死亡寸前に完成したのが「リツ子・その愛」と「リツ子・その死」なのです。昭和25年の終頃(10月)から大阪新聞に「真説石川五右衛門」を連載するようになるのですが、これは映画化もされ、つい最近まで御存命だった「花柳小菊」等の有名俳優や女優が多く出演しています。この作品(小説)の中に田主丸町の「鯉とりマーシャン」の話も出て、この漁法は忍者の漁法だと書き遺しています。亦この頃から太宰治や坂口安吾と交流が出来ていますが、太宰治は可成り早く死亡しています。この太宰治ですが、一回や二回の入水自殺未遂ではなかったようで、当時から過って死亡したと云われています。困難に直面すると、直ぐその方に舵を切る人を現代でも多く見掛けます。自殺と云えば川端康成も自殺となっていますが、彼のは痴呆症で、何でも口に入るようになっており、お手伝いさんがちょっと目を離したスキに「ガス管」を口に入れて死亡した、と当時のお手伝いさんが「文学雑誌」に書き遺しているのを読んだことがあります。

むすんで、ひらいて!! vol.7

「子どもの知的能力の発達」 ①知能とは?

一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

親は皆、我が子が健康で賢い子に育って欲しいと願っています。では、頭の良い人とはどんな人をイメージしますか。小学生では?学校の成績の良い人。大学生3年生位では?人間関係、行動的な部分が入って来ますね。成人期では?仕事と家庭を充実させている人。老年期(75歳位)では?家庭、とりまとめなど広い意味でのとらえ方に変化してきます。
このように頭がいいという概念は、年齢によってイメージが変化して来ます。
人間には①知的能力(知能)②運動身体能力  ③人格(性格・行動)の3つの機能があり、①の知的能力は頭の中で考える全ての思考活動です。
人は常にさまざまな問題解決場面に直面します。
例えば、
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・試験までにこれだけは覚えなければならない。
・友達とけんかした、どうしよう…
・この仕事をどうこなしていこうか…
・上司とうまくいっていない、どうしようか…
・子どもの進学はどうしよう…

等々。
このような日常生活での問題解決に中心的な役割を果たすのが知的能力です。
脳の基本的な構造は遺伝によって生まれたときすでに完成されています。しかし、それ以上高度な機能をコントロールする回路はその後の環境・育て方によって形成されていきます。
子どもの脳は乳幼児期には、親の育て方・教育の仕方。児童期・青年期からは、このほかに本人の自覚・やる気・自己教育力・先生や友人などの環境によってその発達に違いが出て来ます。
知能とは、記憶力やテストの成績だけで判断するものではなく、人として生きていく上での総合的な能力と言えます。
次回はどのように発達していくかをご説明したいと思います。

くるめ食素材探検 vol.14

うこん編「二日酔いの強い味方」
文/靏久 格(産直や 蔵肆)

9月末に岩田屋屋上「SORA-IRO広場」で「第0回久留米カレーフェスティバル」でした。「野菜カレー」で出店させていただきましたが、お隣のブースが「近江牛カレー」と「牛スジまかないカレー」!こりゃアカんと思ったのですが、おかげさまで無事200食完売!
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というわけで、11月の食材は「うこん」カレーには欠かせない「ターメリック」です。

二日酔い防止だったり、肝臓の機能強化に効きそうなイメージのウコン。やはり産地はインド、日本だと沖縄や奄美大島などの特産になっています。染料にも使われる黄色い「クルクミン」に健胃などの薬効があるそうです。
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最近の研究ではクルクミンが、健康な高齢者の認知機能増強、心的状態の改善に有効であることが示唆されたり、ターメリック由来の化合物が、脳の幹細胞の再生を促進することが明らかにされたそうです。日々カレーを食べてるインド人に認知症が少ないのは根拠があるのかも?

ただし、肝障害をお持ちの方にはウコンの健康食品などで症状悪化の事例が報告されていますのでお控えくださいね。
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コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.66

“2014 ホンジュラス ティト・バレンティン一家”
写真と文  安達  和宏
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今月の一枚は2014年4月に訪問した、ホンジュラス のマルコス カイキンという地区にあるティト・ヴァレンティンさんご家族です。ティトさんは、お父様。エルミオ さん、ルーベンさん、マルコさん 、アデルソさんの4人息子に、ペドロ・アレハンドロさんは娘婿。そんな仲の良いこのファミリーで小さな区画を分け合いながら、それぞれの名前をつけて生産されています。決して大きくはないお家で、食事をご馳走になりました。冷めないように布を掛けられ皿に盛られたトルティーヤは、普段着のしかし何よりも嬉しいおもてなしです。そんな、彼らの慎ましい生活の中から作り出される珈琲たちに心を馳せながら・・・今日も焙煎機に火を入れます。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.65

“2014グアテマラサン・イサベル農園”
写真と文  安達  和宏

今月の一枚は2014年4月に訪問した、サンクリストバル べラパスにあるサンタ・イサベル農園です。今年初めて買付けたこの農園はグアテマラシティーから北東280km余りにあり伝統的なグアテマラのコーヒー農園スタイルです。
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100年程前に創設され後に人手に渡ってしまったと云い、それをおじいさんのLuis ValdezⅠ世が1962年に買い戻し、
Ⅱ世の父そして現在はⅢ世(37歳/2000年から)の彼が中心となって運営しているのです。

伝統を踏まえながら、積極的に新技術にも取り組んでおりグリーンハウス乾燥(木組のビニールハウス内の乾燥台で温度、湿度を管理)で丁寧に乾燥させ品質向上を図っています。その水再処理や環境にも気を配ったコーヒーづくりは、代々受け継がれた気概と将来を見据えた農園経営のビジョンを私達に示してくれます。
そんなサンタ・イサベル農園〜間もなく入荷です!

むすんで、ひらいて!! vol.6

「子どもの遊びの大切さ」
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

良く遊べる子どもは
良く学べる子どもです
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子どもは遊ぶことによってさまざまなことを学んでいきます。「遊び」はストレスを軽減させるだけではなく社会性の獲得や日常生活のスキルを学ぶにも必要なものです。
遊ぶことによって人とうまく付き合う事を覚え、自己の感情をうまくコントロールすることを覚え、自然の美しさを知り、文字を知り、知識を吸収し意欲が育っていきます。

問題を抱えた子どものカウンセリング方法の1つに遊戯療法(プレイセラピー)というものがあります。

・チック(まばたき、喉を鳴らす、首を横に振るなど)。
・場面かん黙(家庭内では声も出すし会話もするが幼稚園・学校などでは声を出せなくなってしまう)。
・コミュニケーションが苦手。
・過度の攻撃性。
・不安や恐怖心が強い。
・過度の引っ込み思案。
・喜怒哀楽をほとんど表現しない。
・登園・登校しぶりや不登園・不登校。
・精神的な不調により体調を崩す。
・暴力的な言動が目立つ。
等々

特に精神的な原因によって引き起こされた問題は、このプレイセラピーが最も効果的です。
対象となる子どもによって、また年齢や抱える問題によって適切な方法を選んで対応しますが、全て「遊び」を中心とした一対一の関わりです。
その方法は、愛情を持って接し、信頼関係を結び「遊び」を共有し、認め、容認し心をときほぐし開放していきます。
もつれた毛糸をときほぐし元の状態にもどし、自ら先に進むよう導くのです。これは全ての子どもに適応出来ると思います。

思う存分、体を使って遊び、室内では親子でかるたやトランプ・双六・パズル等一緒に楽しむよう心がけられると子どもは生き生きとし、一番輝くのではないでしょうか。
幼児期は性格形成の基盤となる時期でもあります。「遊び」の幅を広げ豊かな経験を積み重ねて初めて前向きな姿勢と強い精神力が養われると私は思います。

くるめ食素材探検 vol.13

くり編  「いもくりなんきん?いもたこなんきん?」
文/靏久 格(産直や 蔵肆)

秋の味覚といえば、「栗」昔から「いも、くり、なんきん(南京はかぼちゃのこと)」ともいい、女性に大人気だったようです※1「くりきんとん」もおせちには欠かせないメニューのひとつ。黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願うメニューです。山の幸の代表格である栗は、「勝ち栗」と言って、縁起がよいとして尊ばれてきました。

栗の品種は「つくば」「丹沢」「出雲」「石鎚」「国見」など、山の名前が多いです。もともと山にあったからなのでしょうけど、品種を開発した農業試験場の地域を代表する山から由来していると伺いました。
外側の硬い皮を「鬼皮」なかの茶色の薄い皮を「渋皮」といいます。この渋皮を剥きやすい「ぽろたん」という品種も出てきましたね。これ、品種改良に20年ほどかかったそうです。

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和菓子用の高級品種といえば「利平」でしょうか。粒が大きく、味も最高。そのせいか普通品種の1.5倍くらいの価格で取引されます。ただし、収穫量が少なく実も裂けやすいので栽培される農家さんも少なく、これまた高値になり・・・という。
洋菓子ですと「モンブラン」でしょう。サツマイモでつくるものもありますが、一度グラッセした栗をつぶしアルプス山脈のモンブランを模して山状にデコレーション。洋菓子の定番ですね。

そして忘れてはいけないのが「天津甘栗」 詳しい品種まではわかりませんが、やはり向いた品種というものがあるようです。そういえば、久留米の文化街にも「あまぐりや」さんがありますね。ちょっと遅くなったお父さんのお土産定番アイテムでしょうか。

※1出典を追いかけてみれば、井原西鶴の作品に「とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 いもたこなんきん」とあるのが原典のようです。元々は、「いもくりなんきん」では無く「いもたこなんきん」だったのですね。さすが関西!

久留米文学散歩 vol.22

檀一雄編⑧
文/増原 達也

リツ子が死亡後、地元(山門郡瀬高町)の人の紹介で山田ヨソ子と見合(21年11月)、同月24日には三井郡松崎(現小郡市)で結婚式を挙げています。当時彼女は未亡人で、当初結婚した相手は海軍中尉で二年程度の同棲、結婚生活後、夫武藤強氏がガダルカナル方面で戦死しています。その後武藤強氏の実弟とも見合らしきものをするのですが、彼も陸軍の飛行兵であった為、結婚までは至っていません。余談ですが、このヨソ子と謂う名は、彼女が生まれる迄何人かの死産や早死が続いたので、一度捨てて、貰って来た積りで育ててみようと、両親が考えて付けた名だと謂われています。その為か彼女は一雄の最期を看取り、長い存命であったと謂われています。ヨソ子の下にもうひとり小春と謂う妹が生まれており、ヨソ子は四人目の次女であったようです。その頃は大和村(現柳川市大和町)の方に住んでいた「小さな地主」であったようで、どの様な関係か瀬高町の「瑞光酒造」に出資していたと謂われています。処が酒造会社の方が経営危機になり、この山田家が酒造会社を継ぐ事になり、一家を上げて瀬高に移転、以後可成り永く酒造会社を経営しています。だから著者によっては「ヨソ子」は瀬高出身と著されたものもあります。亦後日の話ですが、一雄がソ連に文学活動で行った際、この酒をソ連に持って行き、宣伝もしたと云う話も残されています。
扨、一雄ですが、実母トミの援助で福岡市の方に昭和22年頃、隆記洋行と云う塗料販売会社を設ると共に「劇団珊瑚座」を設立、一雄自身が座長に付いています。この時に初めて研究生として入ってきたのが「矢島恵子」(本名入江久恵)です。この人物はヨソ子とは対照的によく気の付く性格で、どちらかと云うと明るい女性であったようです。ヨソ子は小さい事には余り気の回らぬ人物で、大きな事への判断と持続性は持っていたと、彼女の実母が語ったのが遺っています。

香茶店“香り不思議発見” Vol.48

神無月の香り
香star 天年堂  稲生宗司

夕方には、月がはっきりと姿を見せる季節になりました。このような季節の変わり目には、自律神経や内分泌(ホルモン)・免疫のバランスが崩しやすくなるといいます。
気温の変化の順応には、“香り”も重要な要素と聞きます。
“こころ”と“身体”のバランスは、28日の周期があるといいます。女性もそうですが、皮膚の生まれ変わりもそうですし、月の満ち欠けもそうです。
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上弦の月:エネルギーを蓄え、満月に満ちていく時 オレンジ・カモミール
満月:パワーが最大限 ローズ・ジャスミン
下弦の月:溜め込んだものを洗い流す ラベンダー・ユーカリ
新月:心と体がゼロ シダーウッド・乳香
※参考資料:LAVOZOU(名古屋)

・乳香短寸木箱入 ¥2160 (税込)
・ラベンダー短寸 ¥2160 (税込)
・乳香つぶ木箱入 ¥3240 (税込)

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