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2014-07

むすんで、ひらいて!! vol.4

「子どもの成長~ 正常?それとも、何か障がい? ~」

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

musunde-140730.jpg 子どもが正常に育っているのか、何らかの問題があるのかを見極めることは非常に難しいことです。

私もこれまでにありとあらゆる障がいや問題を抱えた子の教育を行ってきましたが、いまだにはっきりと断定できません。

何故断定できないかというと、子どもは日々成長しているからです。幼児期に自閉症と診断された子が、ある時期から急速に発達し健常児として就学した例もありました。

私の所に相談に来られる方は、何となく発達が気になる方や健診などで発達の偏りや遅れを指摘された方が多く、例えば、ダウン症・自閉症・染色体異常・未熟児・脳性麻痺・チック・場面かん黙症・多動・学習障がい・アスペルガー・コミュニケーション障がい、原因がはっきりしない問題を抱えた子などさまざまです。又、健常に産まれて来ても環境・育て方によっては障がいになることもあります。特に、生後間もなくから2~3歳までの接し方は非常に重要です。生まれたばかりの赤ちゃんでも見ています。聞いています。言葉の意味はわかりませんが優しい口調とこわい声とはしっかり聞き分けているのです。一人ひとりその指導法は違いますが「発達のゆがみ・偏り、発達のしそびれを正しい成長に導く、引き上げる」ことが大切です。

【参考】

言葉の発達はひとつの目安となります。健常児の場合、1歳前後から徐々に言葉を身につけます。

それ程急に多くはなりませんが3歳から4歳にかけて急速に言葉の数を増やしていき表現も豊かになって来ます。心が育って初めて自らの言葉を発するようになるのです。

4歳近くになって言葉が出ないようであれば何らかの問題があると思われます。目を見て対話が出来るようであれば一安心です。

全ての障がい、発達の偏りは早期発見・治療・指導が望まれますので気になるところがあれば、教育センター、教育相談所などに早めに相談されることをおすすめします。

くるめ食素材探検 vol.11

スイカ編  「頭とお尻甘いのはどっち!?」

文/靏久 格(産直や 蔵肆)

shokuzai-140730-1.jpg 今月の食材は「スイカ」

原産国は熱帯アフリカ。原種はまったく甘くなく水分のみ豊富だとか。品種改良万歳です。日本には室町時代には入ってきていたようです。

食べるときにはきり方に注意!しましまがあるところに種がありますので、包丁を縞にそって入れると種が見えて美味しそうです。中心部が甘いのは皆様ご存知でしょうが、頭とお尻ではさあどっち!?正解は文末で。

このあたりでは日田、熊本の植木のあたりが産地として有名ですね。品種もいろいろ、形もいろいろ、四角いスイカなんかもあり、香港の百貨店では二万円前後の高値で取引されているとか。

筑後地方には、「七夕スイカ」といいまして、「月遅れの七夕」の毎年8月7日に、大玉のスイカを贈る風習があるそうです。中には20kg近くなるものもあるそうで。

shokuzai-140730-2.jpg「つるのように伸び伸びと、玉のように丸々と育って」との願いをかけて、新生児や小学1年生を迎えた子供のいる家庭につる付きスイカを贈るげな。

いつごろからかの風習かははっきりしないのですが、明治時代だとか。

正解は蔓に近いほうが甘いので、これまたきり方に注意、です。

久留米文学散歩 vol.20

檀一雄編⑥

文/増原 達也

bungaku-140730.jpg 旧満州と云って広いのですが、一雄が行ったのは「寛城」(北京と渤海湾の中間辺りで平泉に寄った山間地)という処です。ここで「魔笛」と云う作品を完成させているのです。しかしこの作品、現地でなくても書ける様な気のする作品です。それなのに何故、見合い後すぐに渡満したのかです。この作品は大人の童話で、作中では由布という女性が主役ですが、この女性の悲恋物語ともとれます。すなわちこの女性が白系露人で、作中ではピアノでダカン(ダカンは米国人でモダンダンサーであったと云われ、ピアノ練習曲の作曲はあったようです)のソナチネを弾く場面が演出され、屋外の自然の厳しさが出されています。世間では凡人の邪推と言われるかも知れませんが、彼女と別れる為の5ヶ月であった様に思います。そして以後彼が妻としたり交際のあった女性は、どこか日本人離れした美人です。若い時の実母にも似ています。但し遺された写真からですが、壇フミだって若い時は相当な美人です。只、この魔笛は、文章に力が入りすぎたのか大変読みづらいものになっています。文章で思い出しましたが、彼は一時、三島由紀夫ばりの文章(非常に形容詞や修飾語が多い)に憧れたのでは、とも魔笛の読後感です。作家としては彼は、佐藤春夫(小説家)(無頼派と云われたのは売れ出してから)の流れなのですが、佐藤春夫は探偵小説やスリラー物等を多く書いた為、筋がシッカリしていますが、彼は余りにも早く売れ出した為、読者の対する筋立ては上手ではなかったようでうす。筋立てで思い出したのが「暗夜行路」です。衆知の如く作者は志賀直哉で書き初めから完成までに15年の歳月を要しています。ですから、途中何ヶ所か時代背景に齟齬があっていると云われています。彼の場合はそこまではないのでしょうが、後期になる程荒さが目に付くと評されています。其の原因が女性問題から来る家庭不和と、健康を害した事にあるようです。作家と云う職業も体力勝負の仕事ですから。

香茶店“香り不思議発見” Vol.46

寝苦しい猛夏に、“お香”のお薦め

香star 天年堂  稲生宗司

tennen-140730.jpg 香木は、“悪鬼払い・心身清浄という宗教行事に欠かせないものだが、酷暑時の食物腐敗の悪臭緩和等でも用いられている。

そしてまた、“鑑真和尚が宗教儀式として、「薫物」(焚き物)の製法を伝え、貴族社会の裕福な娯楽(香道等)にも発展。

その後、庶民にも使えるように発展したのが、“線香”である。

「線香は、千日の功徳、抹香は万日の功徳」という言葉のごとく、天に立ち上る香りの神秘さを人類は感じ取り、神仏への感謝の意を現したのが、お香や線香になったのでは。

今月は、ご先祖様が里帰りをされるお盆の行事(地域による)がある。

宗教的利用に加えて、精神高次娯楽でもある“お香”を“聞く”のも寝苦しい今の季節にお薦め。一押しは、“白檀”である。これはお香の世界でも夏は“白檀”という習わしがある。「久留米大学医学部精神科内村教授」(弊社との共同研究)の研究にて“香木の沈香・白檀が睡眠に良い”という実験結果もある。

白檀 大型バラ  ¥972(税込)

白檀 鴻臚館  ¥3,240(税込)

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.63

“2014エル・サルバドルCOE  サンサルバドル”

写真と文  安達  和宏

coffee-140730.jpg 先月に続き〜4/28〜5/2まで開催された、中米エルサルバドルCOE=カップ・オブ・エクセレンス審査会での一コマをご紹介します。別に彼女=Anaさんが二十歳で若くカワイイからだけ?で撮ったんじゃないんです。実は彼女はエル・サルバドルの農園&輸出会社で働いているカッパー(コーヒーのカッピング=テイティングをする人)で、審査会でもオブザーバーとして我々国際審査員と一緒にカッピングに加わりました。それだけでなく英語も流暢に喋れて審査会のいろんな場面で、現地の人に英語とスペイン語の通訳する姿は堂々としたもので、私達も思わず『若いのに、しっかりしとるなぁ〜』と関心したものです。自分たちのコーヒーにも自信と誇りを持ち、何より私達=オヤジにも丁寧に話しをしてくれるのが嬉しい^^   現地の方の接し方を見ても彼女が将来有望で優秀な人材である事がよく分かります。 これからの活躍が楽しみ〜益々頑張って欲しいですね!

久留米文学散歩 vol.19

檀一雄編⑤

文/増原 達也

一雄は7歳の時に、すでに両親の不仲から本戸家(トミの実家)に預けられています。この時一雄には三人の妹が居たのですが、実母のトミは一番下の久美(大正八年生まれ)だけを連れて東京の方に行っています。これが一雄の苦労の始まりで、この事が「自炊」の嚆矢にもなっており、亦女性歴の原点でもあるようです。そして入江杏子と別れる迄の昭和35年頃迄のことを書いた「火宅の人」(上・下)には料理の場面が良く出てきます。この関係もあってか、最初の子供の太郎(リツ子の子)は料理関係の人となり、著書も何冊か出しているようです。現在能古島に住んでいるのはこの太郎一家です。

その杏子さんですが、一雄が最初に逢ったのは、彼が福岡市で「珊瑚座」(劇団)を設立した際に女優志望で一雄のもとに来てからです。当時(昭和22年頃)は世の中も安定しておらず、実母トミの援助で隆起洋行と云う塗料会社を設り、表面的には昼間塗料販売で夜は劇団の練習等を行っていたようですが、勿論この一雄は二度目の妻ヨソ子さんと結婚しており、彼女も一雄の手助けはしていたのです。

一雄の最初の見合は、昭和16年も12月になってからです。これがリツ子(高橋)さんですが、この人物を知ったのは、実母トミの知人の紹介での見合結婚です。結婚は昭和17年5月です。実父は医院経営となっていますが、それは後の事で当時は勤務医であったようです。彼女はそこの5人兄妹の2女で、紹介者が良かったのか、リツ子さんの美貌に一雄が参ったのか、一度の見合で結婚を決めています。そして、この頃はすでに一雄は幾つかの「小説」で将来を嘱望されるようにもなっており、特に古谷網武や尾崎一雄そして林房雄氏等から賞賛を得ていたようです。但し、一雄はリツ子と婚約すると直ぐに旧満州に渡り当地で「魔笛」と云う小説を完成、前出の如く昭和17年に両者は結婚しています。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.62

“2014エル・サルバドルCOE サンサルバドル”

写真と文  安達  和宏

4/28〜5/2まで開催された、中米エルサルバド COE=カップ・オブ・エクセレンス審査会での一コマです。表彰セレモニーも終わり審査会で気になった農園の生産者を探します。華やかなパーティー会場の隅で静かに入賞の喜びを分かち合う人たちを見つけました。思わず「Quiero tomar foto!=写真撮っても良いですか?」と声を掛け撮らせてもらうのですが、正装でドレス姿の女性を伴う生産者もいれば、彼の様に普段着のままジーンズに色褪せたポロシャツ姿で駆け付ける小規模生産者もいます。農園の大小ではなく品質で競われるコンペティションならではの光景ですね。そんな彼・・・セレモニーの前に行われた生産者とのミーティングでは言葉少なく「昨年まで豆を買ってくれてた会社が買わなくなったんだ」と寂しそうに語っていたのです。そんな彼らに「Fericidadesz=おめでとうございます」と、お祝いの言葉掛けると思わず笑顔が溢れました。

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そして、5/9に行われたインターネットオークションで見事に彼らの入賞豆を落札する事が出来ました。

その名も、ラ・ベンディシオン農園。。。その意味は『神のご加護』だそうで・・・

彼らにとっても、我々にとってもベンディシオンな出来事なのでした!

むすんで、ひらいて!! vol.3

「子どもの育て方のいろいろ」

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

子どもを育てる事ほどやりがいのある楽しいことはないですよね。親は皆、我が子のより良い成長を願って試行錯誤しながら子どもを育てていきます。しかし、これほど責任重大で難しいものもないかもしれません。

親の養育態度が子どものパーソナリティ形成(気質、人格)に深く関わっていると言われています。

私は長年、幼児教育に携わっていますが一人ひとりその成長が違い、現在では高知能児の育成、さまざまな問題を抱えた子ども達や生まれながら障がいを持つ子ども達の教育に日々奮闘しています。

今回は子どもを育てている方に是非知っておいていただきたい「養育スタイル」をご紹介します。

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1、「権威的養育」

子どもを親の指示に従わせ勤勉さを重視させるような制限の多い懲罰的な養育スタイル。子どもが口を挟む余地がなく親が子どもに一方的に決まりや制限を押し付けるやり方。

このスタイルの親に育てられた子どもは人と比べられることに不安が高く自分から行動を始められないなどの特徴を持つ。

2、「信頼的養育」

親が子どもの行為に必要な制限を与えるが基本的に子どもの自立性を支援する養育スタイル。親子で話し合う機会を多く持ち、親は子どもに対して温かな態度で接する。

このスタイルの親に育てられた子どもは社会的に有能であり、自信があり責任感も強い傾向にある。

3、「無関心的養育」

親が子どもの生活にほとんど関与せず子どもの行動を把握していないような養育スタイルである。いわゆる放任であり子どもに口うるさくないが必要な援助も与えない。

このスタイルの親に育てられた子どもはセルフコントロールや自立性に問題を持ちやすい。

4、「寛容的養育」

親は子どもの生活に深く関わるが要求や指示はせず、子どもの好きなようにさせるような養育スタイル。いわゆる過保護、このスタイルの親に育てられた子どもは他者を思いやる気持ちや自分の感情や行動のコントロールに問題を持ちやすい。(養育スタイルの分類、バウムリンド、1971)

必ずこうなるとは限りませんが参考にしていただければと思います。

くるめ食素材探検 vol.10

アスパラガス編

「ゆでてよし、焼いてよし、炒めてよし」

文/靏久 格(産直や 蔵肆)

アスパラガスと人類の付き合いは紀元前からあるようですが、日本に入ってきたのは大正時代。意外と最近です。缶詰にして輸出するためにホワイトアスパラガスを栽培したのがはじまりのようです。

当時は超高級品。お米が一升(1.5kg)15銭の時代に、国産アスパラ缶詰が1円もしたそうで。今に換算すると6〜7千円でしょうか。

一日に10cm以上伸びることもあるアスパラ。栄養ドリンクにもよくある「アスパラギン酸」はアスパラガスから発見された成分です。

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ほか、アスパラガスには腎臓の機能回復や利尿効果、膀胱炎などの腎臓系の病気に対してすぐれた効果を持っているそうです。ヨーロッパでは、根っこが利尿剤としても利用されていたりします。

ハウス栽培が主なアスパラ。ホワイトアスパラは土を寄せて穂先を白く保つ栽培法や、廃トンネルを利用するやりかたなども。もやしと一緒ですね。今の時期、農村を走っていて、ハウスいっぱいにもしゃもしゃ〜っと青いものが見えたらアスパラ栽培のハウスです。城島のすえつぐ自然農園では収穫体験もできますよ(7月の日曜日限定、要予約※)。

ゆでてよし、焼いてよし、炒めてよし、と調理法も揃ったアスパラガス。ピクルスもいいですよねー。お買い求めの後は、ぜひ立てて冷蔵庫で保存を。寝かせておくと穂先が起き上がってきて、せっかくの栄養成分を使い果たします。乾燥も大敵ですので、切り口を濡れ新聞紙などで保湿してあげるのがコツです。

※TEL.080-1790-9815 すえつぐ自然農園(末次さん)

香茶店“香り不思議発見” Vol.45

夏は蚊遣り線香で虫を無視

―そして心を癒す森林浴―

香star 天年堂  稲生宗司

天然で森林浴効果あり

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ハエや蚊:殺さずに除ける

殺虫成分:100%天然の杉の葉使用

人と自然:やさしい、穏やかな

手作り:少量生産、熟練の手間暇掛けた

着色料:無添加

燃焼時間:約8時間程 20巻入

※季語である「蚊遣り火」は、杉や松の青葉などを燻らした煙で蚊を追い払う生活習慣(大正時代初期まで)である。近年、杉の葉の香りは、森林浴効果(フィトンチッド)があり精神安定、防虫にも良いことが研究されている。

(谷田貝 東大名誉教授の文章より引用)

蚊遣り線香(天年堂製) 1,080円(税込)

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