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2011-03

銀のすぷーんの 筑後平野 旬だより vol.43~梨の木 生育レポート~

20110307.jpg 藤山町の梨は、2月まで剪定作業が行われており、私たち銀のすぷーんスタッフも体験をしてきました。
 11月から2月まで、梨の木は休眠期といって眠っている状態。この時期に、美味しい梨が育つように、剪定をしておかなければならないのです。
20110306.jpg 剪定とは、木全体に日光と根からの栄養が、バランスよく行き渡るように枝を切って整備していく作業のこと。枝を切るといっても花芽、葉芽がついてる枝があり、どこを切るのか残すのか、判断がつきません。今年の収穫量や、果実の大きさが決まる要の作業。梨農家さんが丁寧にご指導くださったのですが、なかなか難しい!農家さんも、「毎年が勉強」とおっしゃっていました。
 梨の真っ白な花が咲く3月末~4月も、もうスグそこ。剪定作業をしっ20110305.jpgかりやって、開花の時期に備えておきます。

食の方言を行く-あかし玉子焼

  豆津橋 渡

30110304.jpg「明石焼き」。かつては「たこ焼きをダシにつけて食べるやつでしょ?」と思っていた。初めて食べたのは出張先の神戸でもう10年以上前だ。実際に食べてみると想像を超えていた。地元では「玉子焼き」と呼ばれるほど、そのほとんどが玉子なのだ。具はタコだけで、たこ焼きのような紅ショウガや天カスなどは入っていない。そのほとんど味付けしてない玉子焼きをほどよい濃さのダシにつけていただく。これがアッサリして実に癖になる。結構一個が大きいのだが、10コくらいいっぺんにペロリといってしまうのだ。その時、「明石焼き」というぐらいだから、いつかは本場の明石市(神戸市の隣)で食べてみたいと思った。
 念願かなって、今年の1月、JR明石駅前「あかし玉子焼・夢工房」を訪れる機会ができた。まず、焼き立てをダシをつけずにそのままいただく。美味しいたこ焼きの表現として「外はカリッ、中はトロッ」というけど、こちらは「外はフワッ、中はプルリン」って感じである。そして程よい触感のタコがツルンと出てくる。
 お店の方にそのルーツを聞いてみた。明石市の特産品で明石珠(あかしだま)という模造珊瑚の一種がある。(近代日本の重要な産業品の一つであったが、現在はプラスチックの普及により衰退)その材料に、卵白を使った。もとはその廃棄物であった卵黄の有効利用から始まったものらしい。後に明石名物の蛸が入って今の形になったそうだ。
 余談だが、大阪のたこ焼きには、もともとは蛸は入っていなかった。大正時代に生まれたチョボ焼きから、ラジオ焼きとなり、昭和になってあかし玉子焼を真似て蛸を入れるようになったという。
 たこ焼きのルーツともいえる「あかし玉子焼」いっぺん食うてみらんの。
 ・・・ということでいつもは終わるのだが、この「あかし玉子焼き」のほか「大阪たこ焼き」はもちろん「高砂にくてん」「神戸そばめし」などの本場関西のコナモンが久留米にやってきます。詳しくは本誌記事をご覧ください。

ブルースが鳴るブルースハープは良かばい⑥

 夕暮 算大

20110303.jpgブルースハープとは10穴のハーモニカのことで、シカゴブルースでは欠かせない楽器ですたい。私が使っているのはSUZUKIのHAMMONDです。これは、ブルフェスの最初のゲスト「入道」さんに感化され使い始めたもので、「山崎まさよし」さんも使用されています。ボディが金属なので、非常に音抜けが良くシャリ感があり気に入ってます。ただ、強く吹き続けるとリード(音が発生する所)部がへたってしまうので、調整が必要となります。私の場合、ヤスリで少し削ってやりリードのところの隙間を1mmぐらいにキープしています。最初はそんなことも知らず、音の出が悪くなるとすぐ新しいリードに交換しており、もったいない話しばい。
 ブルースハープを始めたい方はTOMBO の MAJOR BOYあたりが耐久性にも優れておりお勧めです。ハープはKeyさい合えばだれでも簡単にひけますが、本当に奥の深い楽器だなと思うばい。私の場合は、歌を歌っているイメージで演奏するようにしていますが、なかなか上手くいく訳もなく、いつも苦々しい思いばしとります。一つのことに没頭すると、仕事でも一緒ですが、次から次に壁が立ちはだかり辛いときがあります。でも、それを少しでも乗り越えると良か気持になるたいね!ブルースハープは良かばい。

おいしく食べて健康に!(5)ひなまつりには「はまぐりの吸い物」と「ちらし寿し」を!! 

NPO法人 栄養ケア・ちっご

 ひなまつりはひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を願う行事で5節句(1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)の一つ、桃の節句とも言います。
20110301.jpg 昔から女の子の節句であるひなまつりには「はまぐりの吸い物」をつくります。二枚貝は対の貝殻しか合わないことから、赤い糸で繋がっている唯一の男性とめぐり合い、その人と生涯連れ添い幸せな人生を送るようにという、願いがこめられています。
   又「ちらし寿し」は上に飾る具に願いを込め、えび(長生き)20110302.jpgれんこん(先の見通しがきく)等、縁起の良い食品や色どりの良いみつば、卵、人参等をのせ、女の子の幸せを願い飾ります。
 春めいてくるこの時期にひな人形を前にひし餅、ひなあられ、白酒等と共に家族揃って召しあがって はいかがでしょうか。                           
                       (文責 石橋 節子)

栄養士による子どもの食事相談
~野菜好きのこどもに育てるために~
■日時:3月23日(水)10:30~12:00
■場所:久留米市子育て交流プラザくるるん(リベール5階※西鉄久留米駅そば)
■問い:NPO法人栄養ケア・ちっご TEL.0942-38-7427(担当:古賀)

香茶店“香り不思議発見” Vol.5 「おっぺけペー おいらは香りの音二郎」

    香star  稲生宗司

 久留米は、市民オーケストラあり、バッハコンクールあり、琴の全国大会があったり、中村八大や石井好子の縁があり、音楽に造詣が深い処だ。お香野郎の、私なんぞ音色の事などとんと分かんねえだろうなと思いきや、音と香りも面白い関係があることに気付きやした。そもそも“お香を聞く”って、Vol.1に載せているじゃねえか。
 香水などの香調を表す言葉に、ノートという言葉を使うが、これは、本来音楽用語である。コスモセラピーでは、香りが決まれば、音も決まる。ある人がバッハはアンバー、ベートーベンは麝香、モーツァルトは薔薇と香料に譬えている。音階もドはローズ、レはすみれ、ミはアカシアと決められるそうな。これを追求し体系化していけば、不思議な謎が解決していくかも。五感は其々互換性があるんじゃねえのかい?この話の続きは、天年堂ブログくるめすたいるコーナーにて!!

詳しくは、天年堂ブログ“くるめすたいるコーナー”にて
天年堂ホームページで店主日記を公開中

住まいば考えよっ隊 vol.51住まいが変われば…

一級建築士 小林一也
 アルカ建築設計
「住まいば考えよっ隊」メンバー

 何気に使っている「家」「宅」の漢字の上についているウ冠を辞書で調べると “住宅に関する意味を表す”とある。その形状からして、どうやら点が太陽で、その強い陽射しや雨から住まう人を守るための水平の被い、つまり屋根を表しているようだ。
 このウ冠を使った漢字は常用漢字だけで36字あるそうだ。そういえば“安心”の「安」は女性が家の中にいると“安らぎ”になることかもしれない。他人が家に来れば「客」になり、玉が家の中にあると「宝」になるらしい。このようにウ冠の下には他の字と組み合わせて、様々な意味を表現している。
 「家」は屋根だけで壁や床の部分は囲われていないが、最近の住宅の高気密高断熱をウ冠の下を漢字で表すと人が囲まれた「囚」かも。外部と遮られ、人が囚われてしまっていることになるのだろうか。
 また、昨今の女性の社会進出も昔と様変わりしている。女性が家の中にいたからとて安らぎは手に入らない時代なのだろうか。最近のオタク文化を反映するならウ冠の下は男が適しているかもしれない。
 普遍性がありそうな漢字も、住まいの変化ととともに変わる時代がそこまで来ているのかもしれない。

「やきとりわいん」誕生物語 -第5話-

株式会社 巨峰ワイン
代表取締役社長 林田 浩暢

久留米やきとりにあうご当地飲料を開発しよう!といよいよ関係者によるテイスティングが始まりました。あれ?前回も同じ文章で始まったような…あ、「やきとりわいん」の林田です。
 さて「テイスティング」とはお酒の色を見たり、香りを嗅いだり、口に含んだときの舌触りを確かめたり、口中香、味わい、後味の余韻などをチェックする、要は「唎き酒」のことです。このテイスティングを通して、久留米やきとりと相性の良い果実酒は何か、を探ろうというのが目的でした。
 このテイスティングは様々な酒類でも行われるものですが、色々な方法があります。日本酒の唎き酒と、ワインのテイスティングはその方向性などが対極にあって面白いので紹介しておきましょう。
 日本酒の唎き酒(業界では官能検査と呼ばれます)は、良い造り方をすれば本来生まれない味や香りをチェックする、という方向で行われます。ですからチェック表には「悪い香味」の項目が並んでいます。近年はその方向性も見直されつつありますが、基本的に良い酒造りとは、あってはならない香味をそぎ落とした本来的な味の追求、といえばいいでしょうか。これは侘び寂びにも通じる日本の美的価値観を思わせますね。
 片やワインのテイスティングはどうかと言えば、基本的にはそのワインの個性をどう評価するか、という方向で進めるのです。最近はコミック等でもワインを題材にしたものが多くあり、皆さんもワインの味の表現について目にしたことがあると思います。その表現は一遍の詩とも言えるようなものだったりしますね。それで「ワインって難しいなぁ」と感想を持つ方も多いかもしれません。
 さてそれで、「やきとりわいん」候補の果実酒たちはどんな評価を受けたのでしょうか?次回はそこを語りましょう。

初代熱風録エピソード4ラーメン今昔物語140

 ラーメン屋の香月均

前回からの続き~ 先生は、その女の叫び声は二階の僕の部屋から聞こえたと思いました。「ついにアイツら、タバコだけに飽き足らず、とんでもないことを始めやがった」そう思いながらも、よく聞くと、その叫び声は下のラーメン店から聞こえていたのです。先生はスワ事件かと、思わず店に駆け込みました。するとその声の主は何と僕の母で、ヨッパライに迫るように叫んでいるのです。その状況、後で母に聞いた話では、そのヨッパライは、酒をたらふく飲んだあとラーメンを食べて、さてお勘定というとき「おいコラ、幾らか?」母が愛想良く「○○円です」と言うと、ヨッパライ「そうか」と言いながら財布から千円札を抜き出すと、母の鼻先にヒラヒラさせながら「そげんカネが欲しかなら、市の上(地名)のオレの家まで取りに来い」それを聞いた母は、さすがに堪忍袋の尾が切れて。「何でいま持っとるカネをアンタんがたまで、もらいに行かないかんとか!ラーメン屋をバカにするな!」するとその光景を見ていた僕のオヤジが、そっと後ろから母に近づき、ニヤニヤしながら耳元でささやきました。「デヤされろ。俺が先に手を出したら、今度こそ懲役やけん、お前が先にデヤされろ」それを聞いた母はヨッシャとばかりに「ホラ叩け!叩かんか!」と、ヨッパライに顔をすり寄せながら叫んでいたのでした。その叫び声を聞いて店に駆け込んだのは、先生だけではありません。二階でたむろしていた僕たちの耳にもその叫びが聞こえ、何事かと、くわえタバコで駆け下り、店に飛び込んだのでした。店内には叫ぶ母、ニヤニヤしながら出番を待つオヤジ、くわえタバコの中学生たち、生活指導の先生、これらが渾然一体となった異様な空間です。ヨッパライはさすがにひるみ、いたたまれなくなって逃げ帰ってしまいました。やがて皆、何事もなかったように、オヤジは厨房に戻り、母は洗い物を始め、僕たちは二階に戻り、先生は去りました。
 そのとき先生は思ったことでしょう。「中学生を補導する…、そんな問題ではない。ここは治外法権の別世界なのだ」と
        (2011年3月)
     ~バックナンバー taiho.net~

日本酒をもっとおいしく飲むために美酒美談 vol.5

 筑酒美人の会  梅田和美

最近、いろいろ試してみてます!
 冷やか燗か常温か?飲む温度で味が変わります。冷やすと甘みが抑えられてスッキリした印象になるし、常温ならなめらかな感じに、温めると甘みが増してコクがでます。同じお酒なのに温度によっていろいろ楽しめて得した気分でしょ!
 はまっているつまみはレタしゃぶ!レタスはいろいろな種類があるのでお好みで。チンゲンサイやサラダ菜も美味しい。コンソメスープにくぐらせてポン酢で食べます!冬が旬のレタスのシャキシャキ感とヘルシーな感じが最高です!日本酒と組み合わせると野菜が甘ーく感じます。残ったスープはレタスの旨味がしみでて栄養たっぷりなので、翌朝の朝食でいただきます。
 そしてお酒には温度によって色んな呼び名があるんですよ。
「今日は日向燗でお願いします」なんて言いたいですよね。
◆冷や(ひや)

0℃~約5℃ 雪冷え (ゆきひえ) 
5℃~約10℃ 花冷え (はなひえ) 
10℃~約15℃ 涼冷え (すずひえ)   

◆燗 (かん)

約30℃~35℃ 日向燗 (ひなたかん)

約35℃~40℃ 人肌燗(ひとはだかん) 
約40℃~45℃ ぬる燗 (ぬるかん) 
約45℃~50℃ 上 燗 (じょうかん) 
約50℃~55℃ 熱 燗 (あつかん)   
約55℃~  飛びきり燗
      (とびきりかん)
 

再生のための再考-無用の言ながら⑤

日本経済新聞特別編集委員  野瀬 泰申
「ある食によるまちおこし団体が県主催のイベントに呼ばれて出展した。しかし悪天候に災いされ大量の食材が残って200万円の赤字になった。個人で簡単に背負える金額ではない。沈痛な表情の団体代表は「別のイベントで稼いで穴埋めします」と自分を励ますように言った。
 愛Bリーグには「補助金をあてにしない」という不文律がある。自分たちが勝手連的に始めたまちおこしなのだから、補助金を前提にしないのは当然のこと。立ち上げ段階で補助金をもらうことはあっても、運動がある程度軌道に乗ると自力でやるようになる。
 赤字を出した団体も補助金に依存していない。これまでイベントの収益をやり繰りして活動を続けてきた。リスクは自分たちで取ってこそ自由に動けるという立場だ。だから逆に頑張りがいがある。
 補助金頼りが体質になると様々な弊害が出てくる。最も典型的なのは「補助金があるからまちおこしをやる」というスタンスだ。これは「補助金が出なくなったから止める」に直結する。補助金の果たす役割は小さくない。だが頼るのは危ない。
 市民自らが多少のリスクを恐れず地域の再生に取り組む覚悟。いまの久留米にそれがあるのだろうか。再生のための再考のときがきている。

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