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2011-02

銀のすぷーんの 筑後平野 旬だよりvol.42

立花の梅

201102.jpg 久留米市の南東部に位置する八女市立花町は九州有数の梅の産地。毎年2月には「夢たちばな観梅会」が行われ、咲き誇る約3万本の梅が、訪れる人たちを楽しませてくれます。この立花町の梅で手づくりスウィーツをつくっています。
 5月、旬に採れた梅をラム酒入りのシロップにじっくり漬け込み、丸ごと1個を、筑後産の小麦粉とヘーゼルナッツが香ばしいしっとりの生地でやさしく包んだものが「梅のかくれんぼ」。梅の自然な酸味が広がる贅沢な一品です。また、立花町の梅と、米焼酎につけた完熟梅を合わせてつくるのがコンフィチュール(ジャム)。その他、生ケーキや季節限定のパイ、シャーベットなどいろんなお菓子として活躍してくれます。地元産スウィーツは、筑後の魅力がつまった逸品。お土産や大切な方への贈り物としておすすめです!

コーヒー産地を訪ねて… 一枚の写真vol.23

2010年 ホンジュラス/マルカラ

20110202.jpg 2010年ホンジュラスCOE審査会の合間の農園まわりの道中、道路脇で休憩をする地元の人たちです。牛車に腰掛けのんびりとした雰囲気ですが、誰もが愛想良く“目”で挨拶してくれるんです。“目”で挨拶というのは、親しげにこちらを見つめながらアゴを軽く上げてヤァーという感じです。言葉は無くとも、その純朴さが伝わって来るんですよね。さて、そんなホンジュラスの審査会で見事2位入賞したラス・マノス農園の珈琲豆が入荷、いよいよ販売を始めます。審査段階から目を付けていた一押しのロットでマンゴやピーチ、蜂蜜を想わせる香味、まろやかな口あたりに花の余韻!最高品質のスペシャルティコーヒーを是非お試し頂きたいですね。ところで、この原稿は久留米店で書いてますが、店内では新しい焙煎機の設置作業中です。これらの珈琲も久留米店で焙煎する事になります。お楽しみに!!

あだち珈琲(株) http://www.adachicoffee.com
○福岡よかもん市場 https://www.yokamon.jp/shop/Y460/index.asp

大川店/大川市榎津325-28 ヴィラベルディ1F TEL.0944-87-6549 
久留米店/久留米市篠山町6-397-7 BS通り TEL.0942-27-8205

写真と文  安達  和宏
福岡県大川市、自家焙煎豆の挽き売り店=あだち珈琲オーナー。原料の豆は直接産地へも足を運び農園より買い付け。また、コーヒー品評会の国際審査員として’08ボリビアCOE、’09コスタリカCOE、’10ホンジュラスCOEへ参加。

香茶店”香り不思議発見”Vol.4 「お香は邪気払い」

香star  稲生宗司

 ホワイト正月で始まった、卯年。もういくつ寝ると、また正月が来るかが、お楽しみ。正月で飲まれたお屠蘇は、三国時代の名医・華陀の処方で大黄・肉桂等のお香にも使われる、漢方薬。邪気を払い長寿を願う薬酒である。もういくつ寝ると…と言って、つまらん事言って…っと思っている諸君。立春が本当の正月である。よってまた酒が飲める(誰かのコラムみたい)。節分では、豆まきが有名だが、葱、ラッキョウ、ニンニク、髪の毛やいわしの頭を焼く等、臭い匂いで、邪気を払う習慣もある。因みに、ニンニクは、仏教用語の忍辱(にんにく)に由来し、臭気を耐え忍ぶことが語源である。平安時代には、節分に居場所を移す“方違え”によって、厄払い。しだいに部屋を移るだけになり、部屋の厄除けが必要となり、豆まきをするようになる。                                   
 いまや邪気払のお香がお薦めだ。

ラーメン今昔物語139初代熱風録エピソード2

ラーメン屋の香月均

 五穀神社前の大砲ラーメン本店は、僕の両親が長い屋台時代を経て、昭和四十二年にようやく出した最初の店舗です。以来四十数年に亘り、建て替えや改装を繰り返して現在に至っております。いまでこそ三階建てのビルになっておりますが、最初は木造モルタルの二階屋でした。現在の店前の狭い駐車場が当時の店舗で、その後ろにくっつくように建っていた二階屋が僕たち家族の住む家でした。その家には沢山の思い出があります。その家に住んだ時間よりも、そこを出てからの時間のほうが遙かに長いのですが、いまでも夢に出てくる家はその家だけです。やはり成長期に住んだ家というものは、思い出の中に深くすり込まれるのでしょう。今回そのころの思い出話をひとつ。
 それは僕が受験を控えた中学三年生のころ。当時二階の僕の部屋は、お勉強がとってもキライなお友達の集会場でした。日が暮れるころになると、どこからともなく、ひとり、ふたりとそんなお友達が現れ、夜には六畳の部屋は、そんなお友達でいっぱいでした。同時に部屋は煙でいっぱい。僕が学校から帰ると、もうすでに何人か勝手に上がり込んでいてタバコをプカプカやっている(もう時効ということでご勘弁を)というようなことも日常的でした。両親は下の店で商売に一生懸命で、バカ息子のことなど構うヒマなどありません。したがって、自然にそんな場所にはそんな連中が集まるようになります。集会場というより不良の溜まり場、またはワルの巣窟状態の僕の部屋でした。そんなある日、どこから情報を得たのか、学校の進路指導のコワイ先生が僕の部屋に目を付け、物陰から僕の家を監視していました。いわゆるハリコミです。先生は僕の家に吸い込まれるように入っていく生徒の名を手帳に書き始めました(まるでテレビのドキュメントそのもの)。と、そのとき!僕の家から女のけたたましい叫び声が! 
・・・次号を乞うご期待!

(2011年2月)
~バックナンバー taiho.net~
 

「やきとりわいん」誕生物語-第4話-

株式会社 巨峰ワイン
代表取締役社長 林田 浩暢

 久留米やきとりにあうご当地飲料を開発しよう!といよいよ関係者によるテイスティングが始まりました。田主丸の巨峰ワイナリーで醸される果実酒のなかに、やきとりにぴったりのワインはないだろうか?と様々な種類のやきとりと果実酒が用意されました。あ、「やきとりわいん」の林田です。
 テイスティングの話の前に、ここでお酒ができる過程を簡単に紹介しましょう。アルコールは糖分を酵母が分解してできるものです。つまり甘みのある果実であれば、それを搾った果汁に酵母を加えれば果実酒になるわけです。さて実は、僕は日本酒も醸造しています。田主丸で311年続く老舗酒蔵・若竹屋酒造場の十四代目でもあるのです。…なので日本酒の話も少しだけ。日本酒の原料はお米です。米には糖分が含まれていないので、酵母を加えただけでは醗酵してくれません。そこでまず米の主成分であるデンプンを糖分に変える必要があります。その役目をするのが麹ですね。日本酒は、麹の力で甘くなった米を酵母が分解してアルコールができる、というとても複雑な製造工程でちょうど今の時期、冬季に製造されます(これからどんどん新酒ができる時期です)。
 話が少しずれましたね。果実酒の製造工程は日本酒よりもずっとシンプルなのものですが、それだけに奥深いものがあります。まずは果実そのものが持っている味わいや成分といったものが何より重要です。辛酸甘苦渋といった五味を基本にその果実特有の香りがありますが、醗酵した後にそれらがどのように変化するのか、それが果実酒の難しくも面白いところです。
 もっともなじみの深い果実酒といえば葡萄酒ですが、その味わいに葡萄本来の果実味には感じられない複雑な味が生まれることはご存知でしょう。例えば渋みは葡萄を生食したときにはない味ですね。銘醸ワインと呼ばれるものは実に複雑な味わい…各種のベリー類やスパイス、キノコやナッツ、果ては枯れ草の香りを思わせるものまであります。
 果実酒の醗酵とは果実と微生物とお天道様が生み出すまさに奇跡だと感じます。それをより美味しくするために僕ら醸造家ができることはとても限られていますが、素晴らしくやりがいのある仕事ですね。
 あれ?今回も話がテイスティングから進みませんでしたね。次回には話が進展できるといいのですが(笑)。

落語スズメ第六十一回高座まで

松田 一成

 アタシはある大きな命題と戦っている。『カッコイイ』ということはどういうことか。世のご婦人方にもてたい訳ではないことはない、という魂胆がほとんどなのだが(笑)、その為の努力ができない。とりあえず、ジムに通ってメタボな腹をなんとかせねばとか、まあ『カッコイイ』というアタシの定義が俗であるがゆえ、その程度しか思い浮かばないのであるが、自分はカッコイイとありたいのに、街を歩くカッコイイを見ると、社会との差(大袈裟です(笑))があからさまになり、どうもシャクに触る。よってアタシは心の平静を保つ為に、社会のカッコイイは、魂胆があるだけに実は非常にカッコワルイのではないかという妄想によって自分を支えてしまう。そうするとカッコイイを目指す努力はカッコワルイことになり、よって何ら手を打たないアタシは、いつまでもウダツのあがらない、コデブな、オタクおやじのままという負のデフレスパイラルに陥っている。ああ、本当はカッコイイと言われたいの。正月休みに、今は亡き古今亭志ん朝師のDVDを見た。志ん朝師『カッコイイ』のである。噺に入っての仕草はもちろんだが、高座にあがるまでのほんの数メートル、歩く姿がである。黒紋付で舞台下手から座布団迄、ほんの4、5秒、少し前にこごんだ姿。上半身を左右に振らず、いわゆるナンバ歩きというのだろうか、恐ろしく静かな様子、期待のあふれる会場を、一旦、無の状態にしている。多分それは意識して行っているのでなく、本当に志ん朝師自身無となって、落語の世界に入って行く儀式だったのではないかと。集中力だろうか、空気感が映像を通して伝わってくる。シビレるのです。カッコイイのです。腹の具合はアタシとあまり変らないと思うのだが(スミマセン)、物事に全力であたる前の、ちょっとした間。緊張感。オトナの男が必要としているのはそこだと。アタシが目指すべきはそこかと、ベルトの上に乗っかった緩みっぱなしの腹をさすりながら、正月に人生を少し反省しました。
追伸
第52回琥珀亭オトナ寄席、出演立川生志、2月12日(土)開演午後7時、木戸2500円、連絡先琥珀亭0942・38・0570、是非!

住まいば考えよっ隊 vol.50エコって?

一級建築士 久間 幸生
久間建設「住まいば考えよっ隊」メンバー

 エコ、eco、エコブーム?。エコってブームじゃなくていつでも必要な事だと思うのですが…あらためてエコって何?
 エコってエコロジー、エコノミー両方の事を言っていることが一般的みたいです。
 エコロジーは環境にいいって事、つまり大金がかかっても地球環境によければエコロジー。エコノミーは経済的な節約、倹約の事。しかし、企業はエコロジーな商品を開発、個人はエコノミーと思って購入してるような気がします。
 だから、この両立が難しい。
 先日階段の照明が切れたものでLED電球買って来ました。980円!発売当初と比べるとかなり安くなりました。普通の電球が200円だったので差額780円。電気代も安くなるし、寿命も約40倍!どれくらいで780円を取り返せるのか。電球の消費電力25Wに対してLEDの消費電力4.5W、20.5Wの節約。電気代21円/KWで計算すると1時間当たり約0.43円の節約つまり1811時間、重要なのは階段照明って事、だから長く見ても一日1時間がいいところ、だから1811日!!約5年…結構かかる…エコノミーになるのは5年後か。
 深夜料金(オール電化住宅等「電化でナイト」契約の夜間料金)だとそれの3倍3543時間!!
寿命40倍、電球が切れたの13年目、520年持つって事か(笑)
 電気を使わない分Co2出してないからいいかな?しかし生産する時点で普通の電球より明らかに多くCo2出してるみたいだし、、、
 店舗の照明みたいに一日中点けておくような照明だとかなりの効果が期待できるみたいですが、一日数時間点灯の家庭照明では効果も半減。
 エコの難しさ考えてしまいました。

ナイスシニアになろう!vol.92老いの才覚

吉永 美佐子
特別医療法人 楠病院 理事長
特別医療法人 理事

 曽野綾子氏の「老いの才覚」を読んでみました。耳が痛いところもかなりあったけれど、そうだな!と共感することも多く、是非一読をお勧めします。著者が描く「凛と自立して老いていく」そんな素敵な高齢者像に自分も少しでも近づけたらいいな、と思いました。印象に残った言葉がいくつかあるのでご紹介します。
 まず他人に依存しないで出来ることは最後までやろう!と言う覚悟。年寄りだから、とか体力が衰えたから、と言い訳をしてやってもらうことに甘えないこと。出来るだけ迷惑をかけないように生きることを心がけること。特に健康を保つことは「任務」だと思うこと。友人や伴侶が亡くなっていくことで孤独になった時に、孤独との付き合い方を学ぶこと。若いころのようには出来なくても、出来ることの中で喜びを見つけること。それがすなわち幸せを手にすることに…。生涯の豊かさは、どれだけ「会ったか」に左右されること。人に会うことをおっくうがらずに、冒険は老年の特権だからやりたいことをやること。病気も込みで人生と思うこと。そして最後は跡形もなく消えることが美しい…と結ばれていました。

ミセスパスティの庭から vol.5育てた人の顔が全部わかる超贅沢ポトフ風鍋

執行 則子
イン・ザ・ガーデンカフェ
ガーデン&ハーブコーディネーター

 毎日ほんとうに寒いですね。人一倍暑がりで寒がりの私はマフラーとババシャツが必須アイテムになり内心これでりっぱにばあさんの仲間入りだと確信しています。
 今日は数回にわたってお話している「シェークスピアと植物の関係」をお休みして私が、今じみーに活動しているインザガーデン土曜朝市についてお話します。
 私の住んでいる町は津福です。数年前に出来た津福バイパスをちょこっと入った小さな町です。田んぼだった所に多くの住宅が建ち並び、反面メインの通りの空き店舗がめだつようになってきています。以前は、十二軒屋という名前の通り向こうの三軒両隣、知らない顔はなかったのですが、新しく町のメンバーも増えたことや顔見知りの人たちが高齢化したことで何かできないかと思いついたのが、メインの通りで朝市をすることでした。月に1回ですが、いずれ2回に増やしたいと思っています。「普通の人が普通に安心して暮らせる町」を目指しています。幸い私はスローフード筑後平野に所属していて素晴らしい仲間もいますので、せっかくやるならこだわったものをということで無農薬野菜を中心にこだわりもんを並べて販売しています。話はちょっと長くなりましたが、先日朝市で買った野菜たちで鍋をしました。鍋といっても朝市で買ったものを全部入れて煮るだけ。

(材料)末次さんの無農薬カブ、ミニキャベツ、ミニ玉ねぎ、石井君の無農薬ミニトマト、森光君の買っている牛乳を飲んで育った豚さんで出来たソーセージ、森光君ちのバター、末次さんが毛布にくるんで育てた味噌、こぶだし少し、新鮮野菜ならなんでもいいです。
(作り方)鍋にバターをいれ軽く材料全部を炒め、ひたひたにお湯をいれこぶだし適量いれ、最後に味噌を少量(好みの量)いれたら出来上がり。この時味噌は漉さずにいれるのがポイント(米粒が残るのがたまらんおいしさです。これで一度にご飯粒を食べた気になります。)

 アーあたしゃー幸せもんじゃー、スープ皿の中身を作った人の顔が目に浮かぶ~
 では、皆さん良かったら作ってみてね。10分もかからんと思います。

ミセスパスティより

たのしい本のせかいvol.97うさぎはうさぎ

田原 和子
久留米子どもの本を読む会 代表

 イソップの「うさぎとかめ」や、古事記で語られる「いなばの白うさぎ」程さかのぼらなくても、絵本に描かれている兎の主人公たちは、数限りなくいるようです。ポターの「ピーターラビットのおはなし」や、アリソン・アトリー「グレイ・ラビット」の何冊かの絵本、ワイズ・ブラウンの「おやすみなさいおつきさま」や、ガース・ウイリアムズの「しろいうさぎとくろいうさぎ」、西巻茅子の「わたしのワンピース」や、せなけいこの「はんしろう」も、可愛い兎たち。そうそうそれに、「うさこちゃん」も加えなくちゃ。
 現代の絵本作家たちが描き出す兎の主人公は、悪戯好きではあっても、どちらかと言えば、良い子の方が多いのですが、様々な国の昔話や神話に登場する兎たちは、自惚れ屋であったり、残酷であったり。この世を生き抜いていく為の知恵や力を、どのように付けていったら良いのかなどを、伝えてくれる物語とも言えるのでしょうか。
《これも、うさぎが主人公》
『あな』(ビリケン出版) 片山令子:文 片山健:絵
『ハネスうさぎはゆうびんやさん』(講談社) バーナデット・ワッツ:文・絵
『わらって!リッキ』(フレーベル館) ヒド・ファン・ヘネヒテン:文:絵
『天の火をぬすんだウサギ』(評論社) ジョアンナ・トゥロートン:文・絵
『うさぎのみみはなぜながい』(福音館書店) 北川民次:文・絵

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