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2010-12

銀のすぷーんの 筑後平野 旬だより vol.41『耳納連山の柿』

photo20110102.jpg雄大な耳納連山の麓、山本町から草野町にかけて生産されている冨有柿。久留米の冬を代表する果物です。耳納連山のふもとの赤土と斜面で、抜群に甘い実が育ち、その糖度は県内一と評判なのだとか。柿はビタミンAやCを多く含み、肝臓の働きを活発にする効果があると言われています。また、のどの粘膜を丈夫にするなど、風邪をひきやすいこの季節にぴったりな果物です。
 その冨有柿を育てていらっしゃる農家さんの柿畑を訪れました。この頃は、まだまだこれから葉も色づいて、もっと実も甘くなるという時期でしたが、もぎたてを皮のまま丸かじりすれば、じゅわっと果汁が…。完熟、もぎたての柿は、皮も気にならないほどジューシー。この久留米の柿を素材にした、柿スウィーツも開発中!新しい年にはご紹介できる予定です。
取材協力/銀のすぷーん

香茶店“香り不思議発見” Vol.3『気が高く、偲ぶ思いは宇多天皇にあり』

香star  稲生宗司

 御目出度いお正月は、大宰府にでも詣でようか。大宰府と言えば菅原道真。都を離れる時に「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花…」と詠んでいる。都に対する気持ちを梅の花に託すが、元々梅は中国の花。「歳寒三友」と言われる梅は冬の寒い時に咲く。道真公の唐様の平安文化を慕う気持ちが、偲ばれる。一人寂しく重陽の日を迎え漢詩「重陽後一日」を詠む。その中に「陛下より賜った衣に残る懐かしい香りを毎日楽しんでいる」という件がある。その香りは、薫物でお香の香りだ。この頃は、自分の香りを調合し、オリジナルお香を作るのが、宮中の仕来りである。その事が分かるのは、源氏物語。高貴な人は香りで分かることが記されている。そう考えていくと、陛下の衣の香りは香木「伽羅」なのか?不思議なことに、道真が去った大極殿の梅は桜に植え替えられた。和様へ時代は移り変わっていく兆しだろう。「歳寒三友」残りは松と竹。お正月の門松となる。正月の酒は…
解説は天年堂ホームページのくるめすたいるブログにて。
天年堂ホームページで店主日記を公開中

ラーメン今昔物語138『初代熱風録エピソード2』

ラーメン屋の香月均

今回からこのコラムの作者名をイニシャルから実名へと変えさせていただきます。というのも、もう皆さんには僕の正体はバレバレですし。また、前回の「小説風・初代熱風録」の紹介の中に〜舞台は昭和四〇年代のラーメン屋台。登場人物の「昇」は僕の父、「嘉子」は母、「光」は小学生の頃の僕と思って下さい〜というくだりがありましたが、ある読者の方から「両親は本名なのに、なぜ息子のお前だけ違うのか?」というご質問がありましたので、この場を借りてお答えいたします。実はン十年前、僕が生まれたとき、その名を「光(ひかる)」と母が提案したそうです。母曰く「香る月の光りばい。まるで映画俳優の芸名のごたろうが、よかち思わん?」親父も「そうやにゃ、そりゃよか名ばい」と納得し、そのときから親父も母も、そして周りの親戚たちも、僕を「光ちゃん、光ちゃん」と呼んでいたそうです。やがて出生届けの締め切り日も近づいたある日、親父は一人で出生届けに行き、帰ってきた親父に母は確認のために聞きました。「アンタ、ちゃんと光っち書いてきたね?」親父「うんにゃ、均っち書いてきた」母は唖然。「なんね、そのヒトシっちゃ!そりゃ映画俳優どころか、まるでお笑いの植木等やんね!」落胆する母を見ても、親父は何食わぬ顔。母はいまでも「光がよかった」と悔やんでいます。しかしなぜ親父はイキナリ「均」にしたのでしょうか、その親父が他界した今となっては知る由もありません。僕自身もやはり「光」がよかったと、最近特にそう思います。だって「100円ショップ」に行けば、僕の名だらけです。叫びたくなります。「均一・均一」って、オレは百円かよ!
(2011年1月)

  〜バックナンバー taiho.net〜

食の方言を行く『がめ煮』

豆津橋 渡

年末から開催している「くるめ食の八十八ヶ所巡礼の旅」。どれくらいの読者が参加されているのだろうか?私はこの原稿を書いている段階でやっと12ヶ所だ。94全店制覇を目指している方、是非とも「満願成就」達成までがんばっていただきたい。
 しかし、早く回ることだけを目的にしている方もいる、と聞いた。店先でサッと持ち帰りして印鑑だけ押して帰るそうだ。たいへん残念に思う。この「巡礼」の大きな目的のひとつに、「いちげんさん」では入りづらいお店にも気軽に入って楽しんでもらおうということがある。そのため、店先に「食の巡礼のお客様 ほとめきの店」というステッカーを貼りみなさんをお待ちしている。
 この企画に関わった者として、これからはどうかゆっくりと巡礼を楽しく味わっていただきたいと願う。
photo20110101.jpg さて、福岡の正月の「食の方言」といえば「がめ煮」を取り上げないわけにはいくまい。昔はそれぞれの家庭で当たり前のように作られたものだったが、平成16年の調査では「がめ煮を作れる市民」は58.5%だったらしい。久留米市食育推進プランでは、平成22年度までに65%にするという目標を立てているらしいが、どうなっているんだろうか?
 以前、このコラムで、「がめ煮」の名前の由来の一つにスッポンを使っていたという説があり、是非一度食べてみたいものだ、と書いことがあるのだが、なんと一昨年のスローフードフェスタで実現したのである。市内のある料理店に無理を言って作ってもらったそれは、濃厚なスッポンのダシが煮こごりとなって、丁寧に炊き合わされた野菜と絡まり、それはそれは贅沢でことのほか美味であった。

 「すっぽんのがめ煮」まいっぺん食いたかのー。
website:http://b-g-q.net/  
 e-mail:info@b-g-q.net

日本酒党の男はお嫌いですか?その④

ツイてる笑喜家 たけし  平川 武

ワクワクしています!!たけしです。
 日本酒の旬は、お燗酒をしみじみ楽しむこの時期かな~と思う。けど、ワクワク度合いが一番盛り上がるのは新酒”祭り”。筑後の多くの蔵で2月から3月まで新酒を味わってもらおうと、蔵開きが行われる。地元は当然、遠方からもその年の味を求めて日本酒等が集まる天国となる。2月の事にもうワクワクしている。最近糸島の友人と会った時もその話題。今年の感動と興奮、そして来年への期待。そうそう、以前は正月土産に新酒をと思っていても、まだ絞っていない蔵が多く、手に入りにくかった。しかし、最近では蔵元の方の努力のおかげで、もう手に入る。と、いうかもう呑んじゃった。
 皆さんはフライングせず、正月に新酒で乾杯することをお勧めいたします。
 一年間お酒を通じて沢山の笑顔を見れて最幸でした。来年は更にその輪が広がることにワクワクして新年を迎えたいと思います。感謝。

「やきとりわいん」誕生物語 -第3話-株式会社 巨峰ワイン

代表取締役社長 林田 浩暢

革新的遺伝子が久留米人にはある!と僕は感じています。あ、「やきとりわいん」の林田です。久留米・筑後地方にチャレンジ精神、新しいものに挑戦する気風がある事は様々な歴史が物語っています。そして久留米の焼鳥店主たちも熱き心で常に新しい味を生み出してきました。そんな彼ら「久留米やきとり振興会」が、焼鳥に合う「ご当地酒」を生み出したい、と久留米市唯一のワイナリーである私たちにお話を持って来られました。
 ところで皆さんが普段、焼鳥と一緒に飲む酒は何でしょうか。統計上からはビール・焼酎が多いという事になっていますね。これらの酒類の特徴のひとつは「舌に残る味を洗い流す」というものです。そこでまず最初に私たちは酸味や苦味を感じる酒を中心に開発してはどうかと考えました。
 巨峰ワイナリーは、全国各地の果実から果実酒を造ることを得意とする技術集団と自負していますので、原料となる果実は多種にわたり醗酵させるのは大変難しいのですが、漬込むだけの単純なリキュールと違いより豊かな風味や味わいを醸し出すことができます。そこで原料候補となった果実はミカンや甘夏といった柑橘類でした。柑橘類の持つ酸味は焼鳥のタレ味をしっかりと受け止めてくれるはず、ということで関係者によるテイスティングから始まってゆくのでした。

住まいば考えよっ隊 vol.49『網戸の使い方…』

山本設計工房 「住まいば考えよっ隊」メンバー  山本 茂明

今回は、ちょっと時季外れ?な話題を(笑)。皆さんは二枚建ての引違い窓の網戸を、右側で使っていますか?左側で使っていますか?それともその時々の気分で使い分けていますか?多分、その時々の気分で使い分けている方が殆んどだと思いますが、構造的な事を考えると右側に網戸を使い、窓の右側だけを移動させる方が虫等の侵入する確立は低くなるので、その事を気にしながら網戸を活用されては如何でしょうか?ちなみに、同じく構造的な事で言えば四枚建ての引違い窓の場合には中央の二枚に網戸を使い、左右の窓を移動させる事をお勧めします。それでは、その構造的な事について少しご説明いたしましょう♪まず、二枚建ての場合は建具の右側が室内側で左側が室外になる事が、基本的には全国共通の約束事となっていますので、最も室外に位置する網戸を右側とし、次に室外に位置する左側の建具とを左右の建具として、常に閉まった状態にする事で虫等の侵入を防ぐのデス!同じ原理で、四枚建ての場合は左右の建具が室外に位置するので、中央の建具に網戸を配する事で常に閉まった状態を保つのです。

コーヒー産地を訪ねて… 一枚の写真 vol.22『2010年ホンジュラスCOE/マルカラ』

写真と文  安達  和宏

photo20110103.jpg 2010年ホンジュラスCOEでの一コマ。審査会のディスカッション終了後、その日誕生日を迎えたスウエーデン人の審査員Audunさんへスタッフよりサプライズでバースデーケーキがプレゼントされました。予期せぬ贈り物と皆からの祝福にたいそうご満悦です。誰からとも無く『日本語で誕生日ソングを歌って!』と言われ…やっぱり〜♪ハッピーバースデーツーユーと応えて大笑い!夕食時には彼と北欧のコーヒー事情やプライベートな話題など、ゆっくり語り合い有意義な時間を過ごす事ができました。そう言えば、彼がノートパソコンに入っていたガールフレンドの写真を披露すると、周囲の人からも素見されここでも主役になっていましたね。この様に審査会を通して世界のCoffeeLoverと知り合いになれるのも醍醐味の一つなんです。
 ところで、昨秋予定だったケニヤ出張ですが、この1月に久留米店に設置する新しい焙煎機の打ち合わせ等で、とうとう行く事が出来ませんでした。その代わりでも無いのですが、2月にはコロンビアへ行く予定です。
その為にも、商売ガマダサンといかんですね。そこで宣伝です〜久留米店初売りセールは1月2日〜4日まで。 コーヒー豆やbodumトラベルマグなど数量限定“福袋”や“振る舞いコーヒーサービス”を実施致します。
 篠山神社の初詣などお出かけの際は、是非お立ち寄り下さい!お待ちしておりま〜す!!

あだち珈琲(株) http://www.adachicoffee.com ○福岡よかもん市場https://www.yokamon.jp/shop/Y460/index.asp
大川店/大川市榎津325-28 ヴィラベルディ1F TEL.0944-87-6549 
久留米店/久留米市篠山町6-397-7 BS通り      TEL.0942-27-8205
福岡県大川市、自家焙煎豆の挽き売り店=あだち珈琲オーナー。原料の豆は直接産地へも足を運び農園より買い付け。また、コーヒー品評会の国際審査員として’08ボリビアCOE、’09コスタリカCOE、’10ホンジュラスCOEへ参加。

ブルースが鳴る 4『一年は早やかばい』

夕暮 算大

あぁ~時間が過ぎるのは早かばい。そろそろブルフェスの準備ばせんといかんし、11年はCD作製の年ばい。セカンドを出して2年経つけんね、ライブの方が好きばってんCD作っとかんとバンドに気合が入らんたいね…。新しか焼きとりソングも作らんといかんにゃ。”やっぱ“久留米の焼きとりはダルムばい。ダルムの曲ば作るばい!ま~私のことはさて置いて、先月号からの続きでシカゴ・ブルースの話ばするたい。南部のデルタからシカゴに集まってきたブルースマンたちにより50年代頃にエレクトリックなバンド型式のシカゴ・ブルースが開花するばい。有名なブルースマンは「シカゴ・ブルースの父」と称されるマディ・ウォーターズかにゃ!彼を初めてビデオで見たときは、白いスーツでちょっと高めの椅子に斜にすわってギター片手に「Mannish Boy」ば歌よったばい。ぶっとい地響きするような声に、全体からあふれ出る力というか男くささは正にシカゴの親分やったばい。いかしとったばい。余談ばってんマディの代表曲に「GOT MY MOJO WORKING」がある。この曲はブルースマン達のセッション曲の筆頭に挙げられるばい、これが簡単なようでなかなか難しかったいね~!やればやるほど難しい。特にリズムは難しい。だれが言うたつか知らんばってん「リズムを制するものはすべてを制する」この言葉どうりばい。音楽だけじゃなくて、生きて行く上でもちょびっとこのことは言えるかもにゃ。”あらら“書くところがのーなった。またにゃ!

落語スズメ 第六十回『ダメじゃん小出の逆襲』

松田 一成

五代目春風亭柳朝師曰く『難しいことを簡単そうに見せるのがプロ』だそうだ。とある高校、大劇場を借り切っての芸術鑑賞会。初めて聴いた古典落語のお後は色物。本日はジャグリング。少々固い客席にカツをいれるべく、細身のスーツ姿で颯爽と登場するは、色白の寺脇康文。会場見渡し、おもむろに着ていたジャケットを脱ぐ。そして又すぐに袖を通す。又脱ぐ。そして着る。脱ぐ、着る、脱ぐ、着る。脱ぐ、着る、脱ぐ、着る。会場内、みるみる膨らむ不信感。この人はいったい何者なんだろう、高校生の頭の中は?マークでいっぱいに。それを感じ取った件の寺脇康文氏、「本日は○○高校の生徒さんと戦略的互恵関係を結びに東京からやって参りました、嘘でもポジティブ、本気でネガティブ、黒になりきれないグレーな笑いの黄色いエンターティナー、ダメじゃん小出でお楽しみ下さい!!」。澱もののようにつもる不安感。「今から1時間30分程私の芸を鑑賞して頂き、その後皆さんと一緒に○○高校の校歌を歌いましょう!」。会場中に広がる動揺。そして恫喝。「40過ぎのオヤジががんばっているのだから笑え!」。その後は始終、ダメじゃん先生のペース。路上で揉まれた芸は本寸法。アクロバットとパントマイムの要素を含んだ超バランス芸には、悲鳴にも似た咆哮が広がり(使うのはビスケット)、特別ゲストのアキヤマくん(生徒さんです)とのコラボの完成には会場割れんばかりの感動の拍手。圧倒的余韻を残し、ステージ終了。30分の大熱演を迎えたのは、舞台ソデで出番をひかえた落語の師匠と担当の先生の大笑いでした。いやあ、よかった。プロです。
追伸
そのダメじゃん小出先生がキャナルシティ博多のサンプラザステージで1月1日~10日まで見られます。是非!第51回琥珀亭オトナ寄席、出演立川生志、1月8日(土)開演午後7時、福引きやります!木戸2500円
連絡先琥珀亭0942・38・0570
こちらも是非!
 あっ、今年も宜しくです。

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