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2009-12

JIBUN-STYLEこれが自分スタイル『Dream5』ダンサー

夢が叶って嬉しい!
応援してくれている人に
ありがとうを伝えたい

jibun-style_1_main.jpg『Dream5』ダンサー
高野  洸  くん

【PROFILE】たかの  あきら(12歳)
久留米市山川町出身・在住。4歳から市内のダンススクールに通い、現在も在籍中。2009年8月エイベックスのイベント『a-nation』でアクトダンサーに選ばれる。9月『Dream5』メンバー決定後、11月CD『I don’t obey~僕らのプライド~』をリリース。
 NHK教育の人気番組『天才てれびくんMAX』の企画から誕生したボーカル&ダンスユニット『ドリームファイブ』。全国の千五百以上の応募者の中からオーディションで合格した四人+番組の中のてれび戦士(レギュラータレント)重本ことりさんによる五人組ユニットだ。十一月四日に、CD『アイ ドント オベイ~僕らのプライド~』をリリースした。
 その中の唯一の男の子が高野洸くん。四歳の頃から久留米市内のダンススクールに通い、小学校二年生からは毎日二~四時間のレッスンを続けてきた。
 「赤ん坊の時から、外出先などで曲が流れていたらフラフラ体を動かすんです。ダンススクールに入って二度目のレッスンでブリッジができるようになったのが、嬉しくてたまらない様子でした。レッスンを重ねてくると、歩いている時も家にいる時も常にステップを踏んでいる状態。叱った時でも足はステップを踏んでいるので、こっちは怒る気が失せちゃうんですよね」
 母親が話す幼い頃の洸くんの様子。スクールでは、ダンスチームを組んで数々のイベントに出演し、「仲間と一緒に踊るのが楽しい」彼の表情はいつもそう語っていたと母親は話す。
 「テレビに出られるプロのダンサーになりたい」
 幼稚園の年中の時に洸くんが書いた七夕の短冊。ダンススクールで次々と予定されるイベントステージが、常に身近な目標を持たせてくれた。身近な目標をクリアする度に少しずつ夢に近づいているのを、彼は実感していたのかもしれない。
 キレのあるパワフルなダンス姿とは裏腹に、普段の洸くんは優しく控えめな性格。その洸くんが、今回は自分から率先して「『天才てれびくんMAX』の全国オーディションに出て合格したい応募したい」。母親は少し驚いたという。
 一次審査をクリア。テレビ放映された二次審査では、審査員に圧倒されてカチコチに緊張した表情だったが見事合格。七月、いよいよ最終審査。たくさんの観客。小さい頃からイベントステージをこなしてきた彼には、それがかえっていつもの雰囲気だった。ノレた。
 「ダンスを始めた時からずっと、もっと上手になって有名になりたいと思っていました。合格したとわかって、あまりの驚きと嬉しさで頭の中が真っ白になりました。そして、これからもっと頑張らなきゃと思いました」
 そう話す彼の表情は、普通の十二歳のあどけない笑顔だった。

今の自分を支える故郷、
久留米

jibun-style_1_sub.jpg 十二月五日、キャナルシティ博多でミニライブ&撮影会を開催。楽屋でこう話す。
 「踊っている時は楽しくてたまりません。地元なので今日は極限まで力を上げて踊りたいです。皆にはぜひ、自分で踊りを考えたソロの部分を見てほしいです。」
 「かわいい!」という歓声の中、登場した五人は体いっぱいで弾け、ステージバックの吹き上がる噴水に負けないくらい、両手を空にいっぱいに広げて踊り歌った。
 「皆が盛り上がってくれたので、自分も思いっきり踊れて気持ちがすっきりしました。地元なのでいつもより嬉しくて、洸くん!という声援が聞こえる度にテンションが上がりました」
夢を叶え、メンバーと共にイキイキとステージで踊る洸くんの姿は眩しかった。
 デビューをきっかけにたくさんの大人達との出会いもあった。杉浦太陽、振付師のKABA・ちゃん、ハリセンボン、数多くの芸能関係者……。初めてのことばかりで不安な自分に、声を掛け思いやりを持って優しく接してくれる温かい方々ばかりだった。そんな中、変化した彼に母親は気づいていた。
 「これまで、ステージで踊っていても人に見られているなんて全く気にしていないかのようにマイペースで、人を意識しない子でした。でも最近変わったようです。例えば友達が遊びに来て帰る時、あっさりバイバイと言っていただけだったのに、今では玄関まで見送ったりして、人に対して大事に接しているなと感じます」
 スタッフとメンバーで食事をしている時、「ドリームファイブの皆とスタッフさんが優しくしてくれて感謝しています」。彼の口から出た言葉だった。プロとなり一つの夢を達成した今、そこにはダンスと同時に人としての成長があった。そしてそれは、次に目指す夢としても表れた。
 「人の話をよく聞き、頭の回転をよくして話が上手な人になりたい。杉浦太陽さんみたいに、いつも皆に笑顔で明るくて優しい人になりたい」
 十二歳という小さなダンサーの興味と可能性は、どんどん未来に向かって広がり続けている。

文/森 志穂
写真/小原 亮

「楽家事」ってECOかも♪ vol.13 時間短縮!フライパン活用の巻

さと子ママ(日々の生活や育児をシンプルにラク~に楽しむ1児の母)

 いただきま~す!お母さんが作ったからおいしいね~♪2才の息子が言ってくれるこの言葉、ホンキで嬉しいです。ハイ!主人曰く「この、世渡り上手!!」(苦笑)。今月号は、主人もコラム書いてますヨ。どんな内容やら…。
 食事の仕度をゆっくり手間をかけて作ることもありますが食事の後直ぐに、仕事等で直ぐに出rakukaji_1.jpg掛けないと…片付ける時間が無いけど帰宅した時は片付いていた方が気持ち良い!!そこで、私は調理に工夫します。煮物やリゾットを作る時でもフライパンを使います。底が広い方が深型のお鍋より熱効率が良いので早いです。炒め物を作るときは、温めたフライパンに油を入れて野菜等を入れますが、この時コンロの周りに油が飛び散りませんか?直ぐに拭けば良いのですが時間が無い時そのままにしていませんか?そのままを繰り返してると汚れが落ちにくく!いざ掃除をしようとすると大掃除みたいに気合が…。
 炒め物等をする場合、私は火にかける前に油(少量)・野菜・塩等(野菜によっては少量の水や酒を入れます)を入れて混ぜてから蓋をして、火にかけます。野菜がしんなりしてきたら全体を混rakukaji_2.jpgぜます。蒸していますので加熱ムラないですし油を使う量も少なくて済みます。歯触りを残したい時はタイミングをみて火を止めます。この様にするとフライパンからの油の飛び散りを防げますヨ!そして!!途中で混ぜたりしないので、その間他の料理にかかったり洗い物したりしてますのでラクです♪但し、火の側からは離れないで下さいネ!
 この様に書いてますが、思いっきり料理する時は、散らかってます(苦笑…)。

〈大根の皮のキンピラ風〉
(1)フライパンに大根の皮と葉と少量の水を入れ、ひとつまみの自然塩を振る
(2)中火でフライパンが温まったら弱火
(3)火が通ったら水分を飛ばして醤油を少々、最後ごま油で香りづけ
※蒸していますから甘みがあるので砂糖が入ってません。調味料の量が少なくてすみますよ。好みでみりんを足しても良いですね。

銀のすぷーんの 筑後平野 旬だより vol.29「筑後のいちご」

 クリスマスケーキのイメージからか、11月から12月が旬だと思われがちないちご。実は、これから春にかけてが一番の美味しい時期なのです。しかも、久留米は福岡県内でも有数ないちごの生産地。筑後川流域の肥沃な土壌をいかしたいちごづくりが続けられています。
shundayori_1.jpg そのいちごを使って、銀のすぷーんでは様々なスウィーツが登場します。種類は生ケーキに限らず、コンフィチュール(ジャム)、焼菓子、チョコレートと様々に変身します。特におすすめなのは、筑後のいちごだけを乾燥させたものを閉じ込めた、いちごのチョコレート。ホワイトチョコのまろやかさに、いちごの甘酸っぱさが広がる季節限定商品。久留米ならではの味わいをぜひ!!

取材協力/銀のすぷーん

B級グルメの聖地くるめ 「豚骨カルビ会(仮)結成!」 

B級グルメの聖地久留米
研究所所長

豆津橋 渡

website http://b-g-q.net/  e-mail info@b-kurume.com
 みなさんは「骨付きカルビ」というとどんなものを想像しますか?
 一般にカルビというと、韓国語で「アバラ骨の間の肉」のことで、赤身ではあるが細かく入った脂肪分が多いため、全体としては柔らかく旨身に富み、端に骨をつけた状態で切り開いて、焼肉料理のなかでも高級な食材にあたります。また、屋外バーベキューなどでよく使われる、アバラ骨が連なったままで骨に直角にスライスした形もあります。どちらももちろん素材は「牛肉」。
 しかーしであります!このコラムをご覧の方々の中には「骨付きカルビといえば豚だろっ!」といわれる方も少なくないでしょう。牛バラ肉を「ソガルビ」というのにに対して、豚カルビは「デジカルビ」と言われ、焼き肉の本場韓国でも人気の素材です。
 実は私、この「豚の骨付きカルビ」が大好物。若い頃ですが、某六ツ門町の有名店にほとんど毎日通っていた時期があったほど。先日、10日間ほど旅に出ることがあったのですが、帰ってきて真っ先に向かったのがこの店。その旅先がソバやラーメン、魚介類が美味しいところだったので肉類をあまり食べなかった、ってこともありますが、この独特の甘辛い味付けの炭火で焼いた豚の骨付きカルビをガブリッとほおばった瞬間、一気に幸せな気分に。あぁ、私にとってこれも故郷の味の一つなんだ…って実感しました。
 そういえば、ここ数年でこの「豚の骨付きカルビ」を提供する店が増えましたよね。私が知る限りでも10軒ほどあるので、実際はもっと多いでしょう。最近
「肉食系女子」という言葉をよく耳にしますが、たしかに先述の有名店でも若い女性だけのグループが「焼酎にレバ刺しとカルビ」にガッツリかぶりついている場面によく出くわします。もはやこれは「久留米の食文化の一つ」と言ってもいいのではないでしょうか?
 と、いうことで突然ではありますが
「豚骨カルビ会(仮)」を結成いたします!!本来は「豚の骨付きカルビ」ですが、より久留米っぽくひと言で「豚骨(とんこつ)カルビ」と勝手に決めちゃいました。そしてさっそく第1回の会合を開きます。興味のある方は左記のところへファクスかメールでお問合せください。改めてご連絡いたします。
 この不景気の世の中を「豚骨カルビ」でガツン!と行きましょう!特に草食系男子、来たれ!!

●豚骨カルビ会(仮) 第1回密会
平成21年1月15日(金)19時~
場所は人数次第。

問い  FAX 0942・30・9917
Eメールinfo@b-g-q.net

ラーメン今昔物語 126 「ついにラー博へ」 ラーメン屋のHK

 みなさま明けましておめでとうございます。このコラム、恥ずかしながら本年もまだ続いております。相変わらずの稚拙なネタと駄文ではございますが、本年も辛抱強くお付き合いいただけましたら、この上もなく幸せでございます。
 さて、八年前のコラムでも紹介しました「ラー博」こと、新横浜ラーメン博物館。ラーメンフリークならずとも、広く一般の方もご存知のこの施設は、平成六年の開業以来、様々な切り口のラーメン情報を発信しながら、日本中に「ラーメン店の集合施設」と「昭和レトロ」、この二つのムーブメントを巻き起こしてきました。そして十六年目を迎えた今年も、「ラーメンの殿堂」としての地位は不動のものであります。そんな、全国のラーメン店も出店をあこがれるそのラー博に、実は去る十二月十九日、我が大砲ラーメンが出店させていただきました。お陰様で大変盛況で、連日長蛇の列を維持しながら、この正月を迎えることができました。また、館内には、大砲ラーメンの紹介と併せて、久留米のまちや特産品等の紹介・展示コーナーも設置されており、久留米のPRの一助ともなっております。この出店が大砲ラーメンの関東進出第一号店ですが、今後は、このラー博を発信基地として、「本物の久留米ラーメン」を広く関東、そして全国に広めたいと思っています。また、そのことが久留米の知名度や、イメージの向上につながれば、いち久留米人として有り難いことです。
 何だか、新店オープンの宣伝みたいになってしまいましたが、今回のラー博出店は、様々な意義や思いがあったものですから…、どうぞご容赦の上、今年も寛容な心でお付き合い下さい。

(2010年1月)
◆バックナンバー http://www.taiho.net

スパイスな食育vol.38「孫の成長と健康に感謝の一年」

supaisu11.jpgスパイスハウス吉山 吉山武子
TEL0942-34-4327

 天神のど真中のビルの谷間に囲まれた筑70年の我が家。その中庭に老木のもみじがあります。毎年、毎年、目を見張るように色鮮やかに色づき27周年チャリティーカレーの会期中も一段と赤味を増し、楽しませてくれ応援もしてくれました。十二月に入ったある晴れた日中に夫が脚立を持ち出し、少しずつ色あせた枝を切り始めました。私はその様子を離れの御縁に腰かけ手伝いかたがたぼんやりながめながら少し疲れが出た体を休ませていました。(暖冬のやわらかいふんわり優しい日射しを体中に感じながら…)今はその落葉(枯葉)で庭じゅう敷きつめられとても素敵な風情をかもし出しています。
 チャリティカレーが終了した途端、不覚にも五日間のおしゃべりで咳風邪となりました。くしゃみをしたら左腰がすとんと落ち込んだようになり軽いギックリ腰で外科通い(弱り目にたたり目)。少しがんばりすぎて68才の体が悲鳴をあげていたのかもしれません。夫の日頃の苦言「もう少しゆっくりしたらー」が妙にこたえました。今日まで、まがりなりにも夫の理解と協力に支えられ教室の皆様に支えられ自由に楽しく自分の世界で駆け抜けてこれましたこと、心からありがたく幸せに思います。この体力を維持しながら次なる年へチャレンジ出来たら最高の幸せです。何やかや言いながら孫の成長を夫と共に喜び健康で過ごせました事に感謝し、私のつたないコラムを読んで励ましてくださった皆様へ厚く御礼申し上げます。そして来年が希望の持てる明るい年でありますことを祈りながら…感謝!

スパイスでお屠蘇を作ろう!
・クローブス…2~3コ・カルダモン…2~3コ(外皮と種)
・シナモン…1本(2本に折る)
この三つのスパイスを小袋に入れ、お酒に一昼夜漬け込む。

住まいば考えよっ隊 Vol.37 自然なくらし

http://blog.kurumenokenchikusi.com/

 いよいよ新年を迎える!って~時期に、ほとんどの家庭で行われるであろう、大掃除と部屋の中の空気の入れ替え…。実は平成15年7月以降に確認申請を行った建物には、24時間絶え間なく室内空気の入れ替えを行う機能を持たせなければいけないという法律が建築基準法で施行されているのデス。具体的には、①内装仕上げの制限としてホルムアルデヒド等発散材料を使う場合の面積制限。但し、F☆☆☆☆(フォースターと言われる認定を取った建材)や、規制対象外の金属類、石、ムクの木材、漆喰などは面積制限なしに使えます。②機械換気設備の義務付け。住宅であれば2時間に1回以上、室内の空気を全て入れ換える性能が必要。以上の2点が大きな柱ですが、これっておかしいと思いませんか?使う材料をきちんと制限すれば、機械換気設備を付けて24時間も換気しなくて良いはずですよネ?つまりは、規制対象となっていない化学物質の悪影響の事を懸念しているのです。実際に、2008年の1月に竣工した大阪大学の研究棟(当然、建築基準法に適合した建材が使われている)では体調を崩した職員や研究員がシックハウス症候群と診断された事により使用中止となり、建材から有害化学物質が抜け出るまで待つ事になりました。いくら規制しても、結局は何かしらの代替化学物質が含まれるのです。この様な状況では各個人で対策を講じる事が必要です。例としては、添加物入りの食品や、農薬を使った野菜を食べない。解毒として、ビタミンやミネラル、食物繊維(ひじき・ごま・ごぼう・モロヘイヤ等)を摂取する。接着剤や塗料を多量に含んだ建材を使った家を建てない。窓を開けて換気を良くする。という事などが考えられます。戦前までの日本人が行なっていた「自然なくらし」を見直しましょう!継続できる事を少しずつでも…。

「住まいば考えよっ隊」
一級建築士 山本 茂明

ナイスシニアになろう! vol.79生活習慣病の予防〈その3〉

「頭の健康…呆けないために」
特別医療法人 理事 吉永 美佐子
久留米市日吉町115
電話:0942-35-2725/FAX:0942-31-1318

 今回は生活習慣病と認知症について考えてみましょう。認知症
(昔は痴呆とか呆けと言われていました)には、いまだはっきりした原因がわからないアルツハイマー型と脳血管障害によるものがあります。歳をとると誰もが脳が老化することで多少の物忘れは起こるものですが、生活習慣を見直すことで脳の老化も防止できます。特に脳血管障害は予防できます。脳血管障害の予防は認知症の危険因子を減らすことでもあり、そのために生活習慣を改善することが大事になります。危険因子には、高血圧や糖尿病・高脂血症・肥満などの疾病から、喫煙・運動不足・過度のストレスなどがあげられます。周知の通り、健康的な食生活、適度な運動や気分転換を心掛けることが第一です。さらに健康診断を受け、早期発見に努め、きちんと治療を受けることが大事です。近くに開業されておられる先生をかかりつけ医として持つことはとても大事ですね。認知症の市民公開講座が1月24日
(日)久留米市民会館大ホールで開催されます。認知症を理解するために、参加されてみてはいかがでしょうか?

B級グルメの聖地くるめ「佐賀シシリアンライス」 

久留米やきとり学会 会長
豆津橋 渡
website http://b-g-q.net/      e-mail info@b-kurume.com

11月の7日、8日に開催された「B級グルメの聖地久留米 第1回九州Bー1グランプリ」は、九州各地から14のご当地メニューが一同に集まり、2日間で18万人のお客様が見えられました。お客様の投票での順位は、1位・久留米やきとり、2位・佐賀シシリアンライス、3位・久留米ラーメン、4位・大村あま辛黒カレー、5位・田川ホルモン鍋という結果でした。今回は2位のシシリアンライスのお話。
 sisirian-rice.jpg昭和50年ごろ、佐賀市中心街の喫茶店で誕生し、それから30有余年、喫茶店やレストランの定番メニューとして愛され続け、今では20軒を超えるお店で味わえます。さてどんなものか?というと、1枚のプレート皿に温かいライスを敷き、その上に炒めたお肉と生野菜を盛り合わせ、マヨネーズをかけたものが基本形。時代とともにそれぞれの喫茶店流にアレンジを加え、オリジナルのシシリアンライスを作り出しているそうです。起源については、まかない料理説、シーフードメニュー説など、その起源については諸説いろいろらしく、また、ネーミングの由来も、いまだに謎。
 そんな謎だらけの佐賀ご当地グルメで観光客を呼び込もうと、キャンペーンに乗り出したのは佐賀観光協会。4月4日を「シ
シ(4・4)リアンライス」のごろあわせでシシリアンライスの日と制定(日本記念日協会認定)。その日は参加店がサービス
価格で提供するなどのイベントを開催したそうです。
 これまでは佐賀市の一部の隠れたメニューでしたが、佐賀観光協会の取り組みや、今回の九州Bー1グランプリでその名を知る人が増えてきました。実は私もシシリアンライスを始めて食べたのはここ最近です。失礼ながらあまり規定していなかったんですが、食べてみると以外な美味しさに驚きました。まだ食べ比べまでには至っておりませんが、シシリアン探索マップ(佐賀観光協会のホームページより)によると、秘伝のタレや自家製マヨネーズを使ったり、牛肉以外に豚や鶏を使ったりといろいろな趣向を凝らした味で競い合っているようです。
 流行りもの好きな久留米人ですから、来年には久留米市内の喫茶店や居酒屋さんでシシリアンライスをメニューに取り入れるお店が2~3軒できるだろうなぁ。

これが自分スタイル-つくり手だからこそ、自分が楽しんでいることが一番です

つくり手だからこそ、
自分が楽しんでいることが一番です

プロデューサー
吉永千紘  さん

【PROFILE】よしなが ちひろ(29歳)
中学2年生から高校3年生までを久留米で過ごす。筑波大学芸術専門学群卒業後、株式会社ホリプロへ入社。東京在住。

 「だんだん良い作品に仕上がっていくのが嬉しいんです。たくさんのお客様が観にきてくれて、いい時間を過ごしてほしい」
 現在、芸能事務所の株式会社ホリプロでプロデューサーとして活躍中の吉永千紘さん。舞台づくりの醍醐味をこう話す。
 舞台をつくる俳優、演出家や照明などクリエーター同士をうまく繋いで一つの舞台をつくり上げていく。さらに、舞台とお客様とを繋ぐ役目がプロデューサー。スタッフ同士が円滑にいくよう間に立ち、舞台を商品として売り込む宣伝から予算の管理までを行なう究極の裏方役だ。
 学生時代にバンド活動をやっていた彼女は、当時ふと思った。
 「ステージの上に立つよりも、ライブをどんな風につくっていくか、見せていくか、構成を考える方が面白いかもしれない」
 その気持ちが今に続いている。
 「プロデューサーというのは、お客様から一番顔が見えない存在ですが、確かにそこに居るという不思議な立場なんです。お客様が舞台の俳優やスタッフに向かってカーテンコールをしている時、そういうお客様の背中を客席の後ろから見るのが好きです。その瞬間、良い舞台だったなと舞台を客観的に見ながら、やりがいを感じます」
 常に客観的でなければいけない。それがプロデューサーでもある。
 「俳優は舞台に没頭していくけれど、私の場合、今回のチラシはどうだったか、どういう風に宣伝するかなど、舞台を常に客観的に見なければいけません。芸術は利益なくやろうと思えばいくらでもできますが、私の仕事はいかに商品として売ってどれだけ利益を残すかなんです。作品としての質を落とさず、かつ利益を上げて俳優さん達にギャランティを払っていく……それがプロデューサーの使命でもあり、おもしろいところです」

今の自分を支える故郷、久留米

 困難を乗り越える力は久留米で養った。明善高校時代がなければ今の自分はないという。
 「勉強は授業以外でも課せられていたし、部活も厳しく先生方も熱心で、いろんなことにきちんと取り組む大切さを教えられた高校時代でした。その厳しさが、今はありがたい支えとして自分の中に残っています。どんなに仕事できつい時があっても、『明善の頃よりはマシだ。頑張れる』と、思えます。また、いい友に出会えた時でもありました。今でも東京で同じ久留米出身、同高校出身の同級生と時々会い、『皆活躍しているな。自分も頑張らないと』と、思います。東京は人と深い関係なしでも生きていける場所だけれども、同郷の友達は強い絆があり、今の私の励みになっています」
 自分を育ててくれた久留米に思いを馳せながら、同時に残念に思うことがある。
 「離れてみて感じるのですが、久留米は良い町、温かい町だったなと感じます。久留米の人の明るく世話焼きで他人に関わってくる人柄が好きでした。そんな自分の故郷に舞台を届けられないのが残念。久留米には設備の良い劇場がなく公演に回れないんです」
 久留米にも舞台の感動を届けたい、その願いがいつの日か叶うといい。
 「舞台って、テレビや映画などメディアを通したものにはない面白さがあります。その場に居る観客だけのために俳優が演じスタッフが転換していく。生身の人間がやっているものを生で感じる感動があるんです。そんな舞台に、より多くの人達が触れる機会を広げられたらと思います」
 三月には、ホリプロ創業五十周年企画として、蜷川幸雄演出『身毒丸』の主役オーディションが行なわれる。応募資格は十二歳から二十歳までの男子。
 「経験は関係ありません。蜷川さんの舞台は吸収すべきことが多いので、あまり考えず純粋にぶつかっていけるような、真っ直ぐで一生懸命な根性のある子がいいでしょう。才能はどこに眠っているかわからないものです。少しでも興味があったら挑戦してほしい。久留米から俳優が誕生したら嬉しいですよね」
 制作からプロデューサーとなって六年。今後より携っていきたい作品も見えてきた。
 「約三十年続いているミュージカル『ピーターパン』を担当していますが、なんて良い作品なんだと、最初に衝撃を受けた作品です。赤ちゃんからお年寄りまで世代に関係なく家族で観にきて楽しめる。夢を見る素晴らしさ、お母さんという存在、人間というものを考える深い話です。こんな、家族で感動を共有できるような作品をずっと広げていけたらいいなと思っています」
 心掛けているのは『前進』、『笑顔』。
 「人を楽しませるものをつくる側だからこそ、自分が楽しんでいることが一番です」
 はきはきと応えるその声は、人生という舞台を謳歌している声だった。

文/森 志穂

poster.jpg『身毒丸』
オーディション
応募者募集中
応募締切/2010年2月26日
問/・03-3490-4630
HYPERLINK
http://www.shintokumaru.net

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