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2008-10

異国の産地から筑後へ届ける、コーヒー一粒の情熱と深い味わい

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今月の元気もん

異国の産地から筑後へ届ける
コーヒー一粒の情熱と深い味わい

『自家焙煎  あだち珈琲』オーナーadachi.jpg
安達和宏さん(47歳)
あだち・かずひろ【PROFILE】
カップ・オブ・エクセレンス国際審査員。1961年生まれ。大川市在住。1999年から自宅でコーヒーの自家焙煎を始め、お茶屋にて販売。2003年、自家焙煎珈琲店をオープン。『珈琲の味方塾』に出会う。2007年、大川市摂津に『自家焙煎 あだち珈琲』をオープン。珈琲豆買付けの旅が最もの楽しみ。

   一粒の種からお客様が持つカップまで  をモットーに、美味しさにこだわったコーヒーを作り出そうと、素材、道具、焙煎に至るまで常に本物を追求する『自家焙煎 あだち珈琲』の安達和宏さん。今年十月には、ボリビアでのカップ・オブ・エクセレンス審査会へ国際審査員として参加した。
 カップ・オブ・エクセレンスとは、高品質なコーヒーを生産する事を目的とした、生産者とロースター(業者)と消費者を結ぶ品質向上プログラム。国連と国際コーヒー機構の協力を受け、数あるコンテストの中でも世界で最も権威があるといわれている。そこで八十四点以上の評価を得たものだけにカップ・オブ・エクセレンスの称号が与えられる。それらの入賞豆は、スペシャルティコーヒーの最高峰とされているのだ。それは、結果的にフェアトレード(先進国と途上国の公平さを図り、途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで途上国の生産者や労働者の自立支援を目指す)にも繋がっている。
 「より情熱を注ぐ生産者、より高品質の豆を買付ける販売業者、より美味しいコーヒーを求めるお客様……と、この流れを大事にして素材の品質を極めるカップ・オブ・エクセレンスの概念に賛同しています。美味しい豆ができるには、やはりその過程が大切だと思っています。農園の人であったり、土であったり、輸送手順であったり。そうした志を大事にしています。小規模生産の豆ばかりで、特徴があり際立った品質のものばかりですよ。
 四年前、自分なりに自家焙煎しながらもっとおいしいコーヒーができないかなと試行錯誤している時、スペシャルティコーヒーに出会いました。香りが素晴らしく、癒されます。一杯口にした時に染み込むような寛ぎが広がり、いろんな香りの花が咲いてきます」
 安達さんは、日本のコーヒー業者十六社からなる『珈琲の味方塾』に所属しているため、グループにより上位の高品質のスペシャルティコーヒーを直接買付けることができる。
 そして今年、国際審査員に。カッピング(コーヒーの審査鑑定)は、コーヒーの持つ本質を見分けて判定しなければならず、確かな舌とたゆまない研鑽が必要とされる。
 「豆の熟度、品種、地域性(標高)などを感じ取り、香りをポジティブに表現しなければなりません。スペシャルティコーヒーは、花の香り、フルーツ、チョコレートなどを思わすような仄かな香りと芳醇な風味があるんです」

豊かな自然環境と
純朴な生産者によって
生まれた味

 さらに、スペシャルティコーヒーのもう一つの魅力は、生産者の熱い志だという。
 「上位の豆を取り扱えるという事もメリットですが、このプログラムで重要なのは生産者との交流です。生産者の生の声を聞く事や意見交換は、より良きコーヒー作りに活かされていきます」
 安達さんは実際に農園を訪れ、生産者と語り明かす繋がりの中で、様々な感動に出会った。
 「彼らは、決して物質的に豊かではないけれど、精神的には素晴らしいものを持っています。素朴で純粋。おいしいコーヒーを作ろうと朝早くから夜遅くまで休み無く一生懸命情熱を燃やし、自信を持ってやっています。後進国だとか生活レベルだとかコーヒーの味には全然関係ない。むしろ、コーヒー作りに関してレベルが高い。私達はいろんな場面でコーヒーを飲むことでしょうが、生産者を思い浮かべ異国の地に想いを馳せながら飲むと、また一味違う美味しさを楽しめるのではないでしょうか。生産者とお客様との間に入ってコーヒーを提供していく事ができるというのが、私にとって一番のやりがいです。素材の持つ可能性を最大限に引き出し、生産者の笑顔が伝わるようなコーヒー焙煎、販売をしていきたい」
 生産者の思いに触れ、自ずと彼自身が研ぎ澄まされていく。豆によって人によって変わってくるという焙煎度合い、その見極める力や洗練された感覚を身に付けるため、『珈琲の味方塾』で勉強を続け、常に成長を忘れない。その一方で、地域ではコーヒーの入れ方教室を催したり、ホームページで情報を提供したり、多くの人に本物の味を知ってもらおうと活躍中だ。
 「将来は、既存の店にも広くスペシャルティコーヒーを知ってもらうために、アンテナショップ的なカフェを開きたい。いろんな人の思いをのせて異国から渡ってくるコーヒーはまさにロマンですよ」
 安達さんはそう語りながら今日も焙煎釜に向かい、一粒一粒、豆たちと会話している。
文/森志穂

~もうひとつの熱風録(1)~

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~もうひとつの熱風録(1)~

 以前、このコラムの〈初代熱風録〉シリーズ全七話。有り難いことに大変好評をいただき、たまたまこれを読んだ映画関係者から「このシリーズをストーリー仕立てにして映画化したい」との打診が僕に届くほどでした。その〈映画化〉のはなしは別として、我が家業の過去のエピソード集は、ある意味大砲ラーメンの社史としてのみならず、久留米のラーメン史の一端としても、これは貴重な資料になるのではと思いました。
 そこで〈初代熱風録〉では充分に書けなかった主人公・香月昇の妻、つまり僕の母の話を〈もうひとつの熱風録〉と題して書き綴ってみたいと思います。
 母の名は嘉子、昭和六年生まれです。その母が尋常高等小学校二年(現在の中学三年)の夏、世界史に残る大事件に遭遇しています。それは大東亜戦争(太平洋戦争)末期の昭和二十年八月九日の昼前のこと。母の通う農村(長崎県諫早)の小学校はこの日、夏休みの出校日でした。朝礼も終わって掃除の時間、突然村中に空襲警報が鳴り響きました。この空襲のない農村でも、とりあえず生徒たちは防空ずきんを被り、机の下に身を潜めます。やがて空襲警報が解除され、掃除再開。母は、バケツを持って小高い丘の上の校舎から丘の下の井戸まで水汲みに。そのとき母の頭上で爆撃機の音が聞こえてきました。見上げると、自分の真上に銀色に輝く一機のB 29(当時は小学生でも、その米軍最大の爆撃機のカタチも音も知っていたそうです)がありました。母は「空襲警報は解除されたのに、何で?」と思いつつ見ていると、B 29は長崎市の方へ向かって行き、やがて飯盛山の向こうに差しかかったあたりで、二つの落下傘(パラシュート)を投下したそうです。母は、水を入れたバケツを持って丘を上り、校庭へ出たそのとき、昼と言うのに目が眩むほどの閃光に包まれました。母は驚きながらも、そのまま校庭を横切り、校舎に入りました。その瞬間、今度はドーンという凄まじい轟音。そうです。それは原子爆弾です。米軍は八月六日、人類史上最悪の兵器・原爆を、初めて広島に投下。さらにその三日後には長崎へ投下したのです。広島十二万人・長崎七万四千人という二十万人近い命が一瞬にして奪われました。そのほとんどが一般市民。これで日本の敗戦は決定的なものとなりました。僕の母は、その悪魔のごとき歴史的瞬間を目撃した生き証人のひとりなのです。母の村は、長崎市から幾つかの山を隔てた僻地であったために、原爆の直接被害は避けられましたが、そこが被爆地の風下に位置していたために、原爆投下直後から真っ白な灰が村中を覆い、収穫を迎えた芋畑も一面真っ白になりました。太陽も、その灰のために真っ赤な火の玉のようになり、野良仕事に出ていた村人を震え上がらせたそうです。その灰は翌日まで降り続いたといいます。それが後にいわれる〈死の灰〉です。十四歳のときにその灰を浴びた母は、四十九歳で乳癌を患いましたが、幸運にも完治し、喜寿を超えたいまでも健在です。
 今回は、直接ラーメンとは関係のない話でしたが、この母の体験は、母の人生を語る上では、どうしても外せないエピソードとして書かせていただきました。

~次号へ続く~(2008年11月)
◆バックナンバー◆
http://www.taiho.net/konjyaku_new.htm

【B-1グランプリへの道(その9)】B級グルメの聖地宣言

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久留米やきとり学会 会長
豆津橋 渡
e-mail  gakkai@kurume-yakitori.com
HP  www.kurume-yakitori.com

【B-1グランプリへの道(その9)】B級グルメの聖地宣言

 「第3回B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリin久留米」の記者会見が9月に県庁で久留米市長や久留米商工会議所会頭らが出席されて行われました。その際、九州新幹線全線開業を控えて久留米の自慢の食をまちの活性化につなげようと「B級ご当地グルメの聖地宣言」が発表されました。その宣言文の内容は、
【久留米市は、とんこつラーメン発祥の地である「久留米ラーメン」、人口比日本一規模の店舗数を誇りバラエティに富んだネタの「久留米焼きとり」、日本三大うどんを目指すねばり腰が自慢の「筑後うどん」という『3大B級グルメ』が市民に愛されている「食のまち」です。また、食とともに、日本三大酒どころとして全国第2位の18の酒蔵がある「酒」まちでもあります。夜になると昔ながらの風情を残す「屋台」が軒を連ね賑わいをみせます。このたび、「B-1グランプリin久留米」の開催を機に、久留米市が全国に類のない多彩なご当地グルメと豊かな食文化をもつまちであることを全国に向けて情報発信するために、ここに『美級グルメの聖地 久留米』を宣言します。】
 この宣言について「A級ならともかく、B級を前に出すことはないだろう」というネガティブなの声もありまず。では逆に問いたいと思います。「A級グルメ」って何なんでしょう?B-1グランプリの仕掛け人の一人で、日経新聞特別編集委員の野瀬泰申さんはこうおっしゃっています。『「B級はA級の下」という観念にとどまっていて何ができるというのだろうか。A級グルメというのは最高の料理人が最高の食材を使って最高の料理を最高の場所で出すもの。所詮は個店の話であり、料理人個人の話である。それをどんなに宣伝しても個店や個人が潤うだけで終わってしまう。B級グルメでまちおこしは、必然的に地域全体に及ぶ。こちらの方が地域社会への貢献度が高いことは自明ではないか。いつまで「A」にとどまっているつもりだろう。そろそろ「B」へと進んだらいかがか、と思うのである。』そして『B級ご当地グルメは、親や祖父母から引き継いでいるものだから、誇りを持たないといけません。これほど地についたB級ご当地グルメでまちおこしができなかったら、ほかの何でまちおこしができるというのですか。』
 わが町は久留米発祥のとんこつラーメンをはじめ、すばらしいB級ご当地グルメに溢れています。今回市外からB-1グランプリに来場されたお客様方は、もちろん全国から集まったご当地グルメを楽しみに来られますが、その方々から「これを機会に豊富な久留米のB級ご当地メニューを食べるのが楽しみです。」という声を数多くいただきました。〈私達が毎日何気なく食べているご当地メニューが、観光の資源になる〉という、ずっと私達が掲げてきたテーマが少し認められたようで、今とても嬉しい気分です。

「再会」vol.24

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スパイスハウス吉山/吉山武子supaisu11.jpg

「再会」

 久留米近郊のあちこちでスローフード催事が賑やかだった秋の一日。25年前、移動教室に参加してくれていた生徒さんを訪ね高速バスに乗りました。
 山深い場所に筑百年は経っているであろう日本家屋は竹林、栗林に囲まれていました。彼女のセンスの良さでモダンに改造してあるダイニングで『秋の膳』のおもてなしを受けました。感性豊かで料理上手な彼女の献立は栗林から収穫した、栗おこわ・きのこ類とぎんなん入りのそばあんかけ・茄子と蟹のかぼす酢和え他、ぬか床漬けと自然の恵み一杯の、まさしくスローフードそのものでした。(お野菜はご主人の無農薬の食材)
 思い出話が弾む中、彼女が「25年前に勉強したスパイスやハーブの料理がわたしの食卓の原点になっています。子育て中は手抜きせずがんばってきました」と当時を振り返り、大切に使っているわたしのメニューレシピを見せてくれました。所々にある、シミや油はねの跡が一層わたしの胸を熱くしました。
 お土産にローズマリーの大鉢と栗おこわを頂き、幸せな気分に浸りながら我が家に到着しました。11月は移動教室26周年を迎えます。大勢の皆様に共鳴頂き、元気でやってこれたことに感謝しながら、これからもスパイスやハーブの香りの文化を一人でも多くの方にお伝え出来たらと願っております。

吉山武子のスパイス&ハーブCooking
移動教室26周年チャリティー教室
◆日時:11/14(金)、19(水)、20(木)、29(土)
   各教室8~10名限定
   11 :00~開始〈11/20はバザー予定〉
◆場所:スパイスハウス吉山  自宅(はなれ)
◆内容:吉山武子のカレー~香りあそび~
     マサラチャイLesson
     ハーブティ(風邪予防)、お菓子付き
◆参加費:2,500円 おみやげ付き(要予約)
     会食のみ1,500円(要予約)
◆問・申込:スパイスハウス吉山 TEL.0942(34)4327
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
また、移動教室ご希望の方も承ります。

〈その70〉伊藤秀男は、応援団の団長さん?

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〈その70〉伊藤秀男は、応援団の団長さん?

おはなし 田原和子さん
(久留米子どもの本を読む会 代表)

 伊藤秀男さんの絵本には、大きなしっかりとした瞳でまっすぐ正面を見すえる子どもの顔が表紙絵になっている絵本が、何冊もあります。伊藤さんに始めてお会いしたのはまだ彼の絵本を識る前だったのですが、がっしりと素朴な風貌が、そののち『けんかのきもち』『こどもザイレン』など、彼の絵本に出会ったとき、そのままご本人と結びつける事が出来て嬉しくなりました。こちらの講座にお招きしてお話を伺った折には、娘の海さんが主人公の絵本『海の夏』製作のいきさつ等をお聞きすることができて、興味をひかれました。この時にようやくこのお話が、夏の海のことではないのに気づくなんて何てうかつな事でしょう。子どもたちを丸ごと受け止め、丸ごと愛している感じの暖かさが伝わってくるこの絵に出会う子どもたちは、きっと心がとき放たれ、生きていく自信を取り戻してくれるに違いありません。また、大人には子どもと、子どもの本を見直すチャンスを与えてくれるのではないでしょうか。
 大牟田出身の内田麟太郎さんが大蛇山の絵本をつくられる時、ご自分で伊藤さんを指名されたとの事。まだ、絵本の数はそんなに多くはないけれど、新しい作品を待って追いかけてみたい絵本作家です。

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******* 伊藤秀男さんの絵本 *******
『とうちゃんなんかべーだ!』(ポプラ社)伊藤秀男:文
『うしお』(ビリケン出版)伊藤秀男:文
『海の夏』(ほるぷ出版)伊藤秀男:文
『こどもザイレン』(ポプラ社)伊藤秀男:文
『うしおくんとはすひめちゃん』(農山漁村文化協会)伊藤秀男:文
『けんかのきもち』(ポプラ社)柴田愛子:文
『やまのむにゃむにゃ』(佼成出版)内田麟太郎:文
『おでっちょさん』(学研)まつしたきのこ:文
『さばうりどん』(岩波書店)長谷川摂子:文
『わらう だいじゃやま』(石風社)内田麟太郎:文

第四十二席 第一回 久留米屋形船 立川生志船上落語

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第四十二席
第一回 久留米屋形船 立川生志船上落語
松田一成

出航の6時半まではちょっと間があったので、それならばつなぎにと、連れのK氏とJR久留米駅近くを居酒屋散策。準備中の札のかかったドアの小窓から中を覗くと、どうぞと優しいママの顔。思いのほか居心地よく、うだうだやりすぎて、結局、船が出る水天宮さんまで小走りになった。本日『第一回久留米屋形船 立川生志船上落語』。菜の花のシーズンにかわいい船が筑後川を航行しているとは聞いたことがあったが、息の上がった酔っ払いオッサン達の前に見えたのは、まあ、それは立派な屋形船。おぼつかない足で乗り込み、雪見の障子を開ける。しっかり寄席ができておりました!船首を背に高座が設えられ、左右に振ったテーブルと桟敷の席。40人程の定員が、ほぼ満席。若干冷たい視線を感じつつ、座る所を探すも、空いていたのは高座の真ん前だけであった。まずい。この会は弁当付きですが、アルコールの提供はいたしません、お腹をふくらませた後は、ちゃんと生志師の落語を拝聴しましょうね、という会なのだ。それも、初回。船上落語会の今後を占う、大切な会なのだ。呑めないなら先に呑んでおけ作戦は成功したものの、赤ら顔は後ろの方で目立たず参加作戦が見事崩壊。このオッサン達のせいで、周りのお客様方はともかく(すみません)、芸人さんが不快に思い、最初で最後の船上落語会になったらどうしようと。うう、本当にまずい。酔っ払い二人は温かいお茶を片手に、会が始まるまで、甲板に上がり川風にあたっていたのでした。冷えきった体と引き換えに手に入れた落語会は、至極贅沢。生志師があじゃらの出囃子にのって途中から乗り込んでくると、船中、盛り上がる、盛り上がる。テレビでは絶対使えないまくらのあとは、艶話『短命』。舟にのって落語を聴こうなんていう粋筋のお客様ばかりなので、それはそれは…(笑)。時間をオーバーしての熱演の後は、生志師自らが客席に廻り、写メタイム。遊びというのはこういうことなのねと、酔いはすっかり醒めているはずなのにいつまでも余韻が残る素敵な時間をいただきました。是非、二回目があらん事を。

〈追伸〉第31回オトナ寄席!
12月7日(日曜日)伝説の男
『春風亭勢朝』、午後7時より。
琥珀亭0942・38・0570
是非!!

Vol.23「収納」

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Vol.23「収納」

住まいの悩みでよく耳にするのが収納です。スペースが少ない、物が多い、取り出しにくい、片付かない…。
 上手な収納はたくさんしまうのではなく、物を効率よく片付けるのが基本です。そこで今回は、暮らしに役立つ収納ポイントをいくつか紹介したいと思います。

(1)自分のライフスタイルに合った収納計画をたてる。
(2)不必要なものはする。
(3)散らからないように使った後は元の場所へ片付ける。

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〔隠す収納〕
 まず、毎日出し入れするものはそれぞれ使う場所に分けて収納しましょう。日用品はオープン収納が便利だけど、雑になりがちなので扉かカーテンなどで隠して収納しましょう。
〔飾る収納〕
 物を飾って楽しみながら、収納するのもいいですよ。デザインを考えバランスよくディスプレイしてみてください。それとホームセンターなどで売っている棚板や、カラーボックス、キャスターなどを利用して日曜大工などしてみるのもいいかもしれませんよ。棚板は金具や桟木を使って高さを変えられるように造ると、大きさの違う物を収納する事になった時に便利です。試行錯誤して自分で造った物には愛着があり、なんとも言えない達成感があり、いいものです。皆さんもぜひ楽しみながら収納に取り組んでみてください。

「住まいば考えよっ隊」砂原正利
ブログ  http://www.kurumenosumai.com/

大腸・肛門の病~便秘について~

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大腸・肛門の病
~便秘について~

特定医療法人社団高野会
くるめ病院
院長 荒木靖三 先生(あらき・やすみ)

 秋は季候もよく、過ごしやすい季節。さぞ食も進んでいることでしょう。しかし一つ、気をつけて欲しいことがあります。それは便秘!「たかが便秘」と放っておくと大変なことになります。今回から『大腸肛門病センターくるめ病院』の荒木院長先生にシリーズでお話を伺います。

—-どのような症状を「便秘」と言うのですか?
 便秘には様々なタイプがあります。排便を我慢することで直腸の便が硬くなり排泄が困難になる「左側結腸型便秘」、便意はあるが、なかなか便が出ない「直腸性便秘」、神経質で排便前に左下腹部が痛み、コロコロ便が出る「過敏性腸症候群」、大腸の運動能力が低下する「弛緩性便秘」、というように患者さんによって様々な症状があります。
 便秘は女性に多く見られ、当院にはたくさんの方が治療や相談に来られます。

—-どういった治療が行われるのですか?
 便秘の治療は食生活の改善から始まりますが、まずは便秘のタイプを見極める簡単な検査を行います。マーカーカプセルというものを三日間、一個ずつ飲み、四日目に三日分のマーカーが腸内のどの位置にあるかレントゲン撮影。それにより、患者さんがどのようなタイプの便秘で悩んでおられるかを調べることができます。
 あまり知られていませんが意外に多いのが「直腸性便秘」で、大腸の運動能力には問題がなくても肛門の機能障害(息んでも肛門括約筋が緩まないなど)によって排泄が困難になる場合があります。当院では肛門を緩めるコツを訓練するバイオフィードバック(生体自己制御)療法に取り組んでいます。直径五ミリほどの管状センサーを挿入し、心電図のようなモニターグラフを見ながらお尻をぎゅっと締めたり排便するように息んだりします。お尻の筋肉の動かし方の感覚をつかんでもらうのがこの療法です。50ccの空気や水を入れた風船を便に見立てて出す訓練もあります。患者さんによって治療期間は異なりますが、バイオフィードバックで快便生活を取り戻せる方は非常に多いです。
 当院では、女性医師と女性スタッフで構成された女性のための専門外来を開設しています。思春期から高齢の女性まで気軽に相談できる環境を整えておりますので、お気軽にご相談ください。

取材協力/くるめ病院
TEL 0942・43・5757

大往生

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特別医療法人 理事
吉永 美佐子
久留米市日吉町115
電話:0942-35-2725/FAX:0942-31-1318

大往生

 今月の6日に、85歳の父が亡くなりました。4日前まで晩酌を楽しみ、最後まで自分の部屋で大好きな庭を見ながらの暮らし・・・病院にいたのはほんの3時間ほどという大往生でした。誰もが望むピンピンコロリですね。その秘訣を考えてみました。まず、食事は3食、時間を掛けて楽しみながら、必ず食べていました。特に夜は大好きな適度の晩酌を欠かさなかったですね。仕事をやめてからは、毎日カレンダーで日にちと曜日を必ずチェックしていました。テレビ好きで、あたらし物好き、特にニュースは欠かさず見て自分なりの分析で意見を言っていたことも、ぼけなかった秘訣かもしれません。後悔や愚痴は決して言わない人でした。自立心が強く人の世話になるのが嫌で、足腰が弱ってからも杖をつきながら必ずトイレに行っていました。持病がなかったわけではなく、心筋梗塞で九死に一生を得たこともあり、前立腺肥大もありましたが、うまく病気とつきあえたのだと思います。見送る側も、お疲れ様でした、と言う気持ちで送り出すことの出来る理想的な最後でした。

「敬老の日」vol.23

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スパイスハウス吉山/吉山武子
「敬老の日」

 我が家の萩の花がピンク色に染まりながら季節は秋へと移ろい始めました。 九月十五日 敬老の日、夫の運転で私の二人の妹達(63歳・60歳)も一緒に、近くの温泉に出掛けました。
 久しぶりにゆっくりとした時間を過ごし、おしゃべりに華が咲き、これからの老いへの過ごし方にも話が及びました。結果、《何と言っても健康第一で、楽しく仕事が続けられ、日々感謝の気持ちを持ちながら暮らしていけたらいいね》ということに落ち着きました。帰路『くるめ・道の駅』に立ち寄り、色々と買い求め夕飯の献立も出来上がりました。昼間の心地良い疲れで、ついうとうとしているところへ電話のベルが鳴りました。声の主は孫でした。少しはにかんだ様子で「おじいちゃん、おばあちゃん、おめでとう!!」。「おばあちゃんはね、ね、急いで電話をとってよろよろっとしたよー」と言いますと、いぶかしそうにその事をママに伝えている様子でした。 夫とも少しおしゃべりをして、また私に替わりました。「おばあちゃん、気を付けてね!十一月は、七五三の御祝いにお父しゃん、お母しゃんと飛行機に乗って久留米に帰ってくるからねー」思いがけない孫の御祝の声のメッセージに、嬉しさが込み上げ、嫁の心遣いがありがたく、心温まった敬老の日となりました。

岩田屋久留米店スローフードフェスタ協賛
吉山武子のスパイスandハーブミニクッキング
◆日時:10/22(水)、23(木)、25(土)
   ※予約制(定員各8~10名)
◆時間:15:00~ ◆参加費:1,000円
◆場所:岩田屋地下催事場
◆内容:きのこづくしハーブカレー他
    お土産付き (カレーのテイクアウト)
◆問・申込:スパイスハウス吉山                                                      yosiyama.jpg
     TEL.0942(34)4327

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