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ナイスシニアになろう Archive

ナイスシニアになろう! vol.87「100歳以上の高齢者の行方不明」

「100歳以上の高齢者の行方不明」

最近の高齢者の行方不明の報道に心さびしい思いをしているのは私だけではないでしょう。日本は本当に豊かになったのか?と考えてしまいます。その一方で、認知症の高齢者をかかえて日々悩みながら介護に追われている方も…。介護を抱え込みすぎると、たとえ自分の本当の両親でも憎しみが生まれ修羅場になることも…。そんな時はぜひ誰かにSOSを発信してほしいと思います。地域の民生委員、地域包括支援センター、近くのクリニックやサービス事業所などなど、市役所の介護保険課(地下1F)には介護が必要になった時のパンフレットもありますし、窓口でも相談できます。一方で完全に介護放棄をするご家族も少なくありません。その結果孤独死につながり、戸籍だけ残ってしまうこともあるでしょう。人付き合いを嫌う高齢者も多いとは思いますが、ご近所を見回してみてもし孤立しているお年寄りがいたら、同じように行政や事業所に連絡して下さい。希薄になってしまった人間関係をもう一度とりもどすには…道のりは遠いかもしれませんが、私たち一人ひとりが少し目配りすることで孤独の内に亡くなる高齢者を減らすことが出来るかも…と思うこの頃です。

特別医療法人 理事 吉永 美佐子
久留米市日吉町115
電話:0942-35-2725/FAX:0942-31-1318

ナイスシニアになろう! vol.86

「がんで死なないために?!」

日本は、2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで死亡すると言う「ガン大国」!にもかかわらず、あまりガンのことは知られていません。確かにあまり考えたくない話題ですね。ガンは細胞のコピーミスによって生まれた死なない細胞です…だから手ごわいですね。ガン大国だった米国では、このところがんが減少しつつあります。何故?と疑問になりますね。ガンは怖い病気だからこそ、まずならないことが大切。米国では生活習慣や食生活の見直しが功を奏したようです。タバコは当然ダメ、お酒は適度に、野菜・果物を食べて加工肉を控えるのが米国版「ガンにならない生活」です。ガンは完全な生活習慣病ではありませんが、生活習慣でガンのリスクの6割は減少すると言われています。ガンの原因が仮に10あるとすると、喫煙が3割、生活習慣が3割、後は「運」だそうです。十分気をつけていても運悪くがんになってしまったら…それでも早期発見できれば、今は治療方法も進歩しているので、治癒して生存できる可能性は十分あります。あなたのパートナーが愛煙家だったら、タバコとガンの話を是非してみてください。

ナイスシニアになろう!vol.85「小浜のタウンモビリティ」

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久留米市日吉町115
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先週の土日、久留米より先駆的にタウンモビリティに取り組んだ長崎の小浜市を訪問してきました。かれこれ十年前、経済産業省から補助金をもらって始まった小浜の活動をお手伝いしたのがご縁です。当時高齢化率が既に25%を超えていて、しかも坂ばかりの町の皆さんが危機感を持ちつつ、やる気満々で活動されているのに刺激をされて、久留米でもタウンモビリティの活動を始めました。日本一長い足湯が夕日で有名な橘湾を望む海沿いに作られ、人通りも増え、活気が出てきたな…と久しぶりに訪問して感じたのですが、実は活動されている方々は大きな壁にぶつかっておられました。補助金がなくなり、運営が厳しくなったとの事。それでも利用する方々がいるのでやめることも出来ず…と言う状況。まちづくりのむずかしさを改めて感じました。
 事業仕分けを見ていても補助金の出し方は本当に難しいですね。特にこれからは、少子高齢化の進展で財源はどんどん減っていく中で、どこにどのようにお金を投入すれば、豊かな社会保障に裏打ちされた幸せな老後が送れる社会になるのか?改めて考えさせられる旅でした。

ナイスシニアになろう!vol.84「どこで死ぬか?の問題!」

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戦後、産めよ増やせよの国策で誕生した団塊の世代がいよいよ高齢者になり始めています。どうやって社会保障制度を保ちつつ、老後の安心を継続することが出来るのか?
 このことが、今や大問題になりつつあります。2025年がピークといわれているこの問題…解決するために、国が打ち出した方針は?…
 施設や病院ではなく、在宅で死ぬ人の数を現在の10%前後から50%程度に引き上げて行きたい、と言う事のようです。「家で死ぬ」昔は当たり前だったこのことが今ではとてもむずかしい。私の祖父も在宅で、往診に来た医師に看取られながら亡くなったのを覚えています。介護は祖母が、近所の方々に支えられながらやっていたように記憶しています。祖父が寝ている和室の縁側にお見舞いの方が来て、お茶を飲みながら話していたり…今やなかなか見ることの出来ない光景ですね。国が打ち出した方針のように家でなくなるためには何が足りないでしょうか?皆さんはどこで死にたいですか?私は自分のベッドで死ねたらな、と思ってしまいますね。

ナイスシニアになろう!vol.83「時代の変わり目」

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先日アサヒビール再生の仕掛け人、中條高徳氏の講演を拝聴する機会がありました。1927年生まれの82歳とは思えぬ、熱意あふれるお話。テーマは「変革の時代~世の中変わる、変わらないのはあなただけ~」…リーマンショック長引く不況、異常気象、政治不在…など、暗い話しばかりの昨今ですが、だからこそ明るく、前向きにピンチをチャンスに捉えることの重要性を語られました。中條氏は陸軍士官学校卒の職業軍人の時に終戦。まさに今どころではない時代の変わり目を経験。当時、ビール市場の70%を占めていた大日本ビールが占領軍により二つに分断された一つであるアサヒビールに入社されます。その後、キリンビールが急成長、一時は独占市場の業界、ハーバードビジネススクールでキリンのシェアを崩すことは不可能、とまで指摘された事が奮起の発端だったそうです。その後の快進撃は皆さまご存知の通り。今日の課題について「豊かさ」を挙げ、豊かさゆえに夢をもてない若者・すべての価値を“物”で判断することと指摘。一人ひとりがこの変革の時代に何が出来るか、考えさせられる講演でした。

ナイスシニアになろう!vol.82「地域の縁側」

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先週末は、タウンモビリティのボランティア研修を兼ねて、熊本市健軍町にある「健軍くらしささえ愛工房」を視察して来ました。熊本県が積極的に推進している地域の縁側事業の一つです。
 地域の縁側?と思われる方も多いと思います。昔日本家屋には必ずと言っていいほど縁側がありました。縁側は靴を脱がずにちょっと腰掛けて、話をする場として地域の交流の場でもありました。それが住宅の西洋化に伴い、マンションのようにセキュリティは万全ですが、気軽に人と人が触れ合うことが出来ない環境へと変化…。最近よく言われる「無縁社会」、隣の人の事もよく知らない孤独死やDV、閉じこもりの若者や育児ノイローゼなどの社会現象を考えると、地域でのちょっとした交流が減った事がこうした現象を引き起こしているのではないかと思われます。
 もう一度地域を結ぶために、縁側のような交流場所…高齢者も障害者も子どもたちも皆が集まれる場所を作る、そんな取り組みが地域の縁側事業です。
 「健軍くらしささえ愛工房」は、木作りの明るい建物で高齢者・障害者のデイサービスと子どもの預かりと、障害者が運営する喫茶とが一つの建物に共存していて、久留米にもこんな施設がほしいな、と思いながら帰ってきました。

ナイスシニアになろう!vol.80生活習慣病の予防〈その4〉

takegami.jpg「40歳が厄年?…身体の点検をしよう」
特別医療法人 理事 吉永 美佐子

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40歳と言う年齢は、人生で初めて「もう若くないかも…」と意識する年頃と言えます。昔から数え年の42歳は男の大厄といわれ、何かと災難にあうことが多いとされています。平均寿命が伸びて、栄養状態が良くなり、歳の取り方もずいぶん昔と変わったとはいえ、40歳は年齢的には健康面でも節目の歳と言えるでしょう。この年代は社会的にも重責を担うことが多く、多忙で、仕事や家庭でも経済的負担も一番大きい時期です。しかし一方で、高血圧や心臓病などがひそかに身体をむしばみ始める時期でもあります。「もう若くない」と実感したら、検診を受け、自分の状態を知り、健康生活を見直す必要があります。男女に係わらず、一度自分の生活を客観的に見ましょう。運動不足ではないか?休みはちゃんととれているか?ストレス解消はできているか?本人のみならず、周囲から指摘してあげることも大切です。どうせ長生きをするなら、いつまでも健康で、若々しく人生を楽しみたいものですね。

ナイスシニアになろう! vol.79生活習慣病の予防〈その3〉

takegami.jpg「頭の健康…呆けないために」
特別医療法人 理事 吉永 美佐子
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 今回は生活習慣病と認知症について考えてみましょう。認知症
(昔は痴呆とか呆けと言われていました)には、いまだはっきりした原因がわからないアルツハイマー型と脳血管障害によるものがあります。歳をとると誰もが脳が老化することで多少の物忘れは起こるものですが、生活習慣を見直すことで脳の老化も防止できます。特に脳血管障害は予防できます。脳血管障害の予防は認知症の危険因子を減らすことでもあり、そのために生活習慣を改善することが大事になります。危険因子には、高血圧や糖尿病・高脂血症・肥満などの疾病から、喫煙・運動不足・過度のストレスなどがあげられます。周知の通り、健康的な食生活、適度な運動や気分転換を心掛けることが第一です。さらに健康診断を受け、早期発見に努め、きちんと治療を受けることが大事です。近くに開業されておられる先生をかかりつけ医として持つことはとても大事ですね。認知症の市民公開講座が1月24日
(日)久留米市民会館大ホールで開催されます。認知症を理解するために、参加されてみてはいかがでしょうか?

ナイスシニアになろう!vol.78

takegami.jpg生活習慣病の予防〈その1〉 心筋梗塞にならないために
「血圧は体のバロメーター」
特別医療法人 理事 吉永 美佐子

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心臓の冠動脈と言う血管が血液の固まりによって詰まると、心臓の筋肉に十分な血液が届かなくなります。その為、心筋の組織が変性したり壊死して心臓機能が低下します。すると全身に十分血液を送ることができなくなり、突然死を招くのが心筋梗塞です。最近中高年に増えてきているこの病気に大いに関係があるのが、高血圧・糖尿病・脂質異常症・内臓肥満などの生活習慣病です。これらの病気は互いに合併し易く、合併すると一気に動脈硬化・心筋梗塞へと加速します。
 まずは、血圧に要注意!健康で医者知らずと思っていても、年齢を重ねることで血圧は高くなります。医者はどうも苦手、と言う人は、最近は性能の良い血圧計を家電量販店で安く販売していますので、購入して安静時に測ってみることをお勧めします。できるだけ毎日同じ時間帯の同じ状態で測ると、一番日頃の状態がわかり易いですね。ちなみに血圧が、140/90mmHg以上が高血圧です。この数値を毎日超えているのであれば、すぐ病院で診察を受けましょう。

ナイスシニアになろう! vol.77「生活習慣病はひそかに忍び寄る?」

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特別医療法人 理事 吉永 美佐子
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生活習慣病はかつては成人病と言われていましたが、今や成人だけの病気ではなく若者や子どもにみられるようになったことで生活習慣病と呼ばれるようになりました。つまり、あらゆる年代で気をつけていかないと、いつのまにか忍び寄ってくる病気なのです。一般的にいわれている「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」だけではなく、「がん(悪性腫瘍)」「肝臓病」「骨粗しょう症」も実は生活習慣病です。
 では、どんな生活習慣が病気の発症や進行に影響を及ぼすのでしょうか?まずは食生活、運動不足。加えてストレス、喫煙、飲酒などです。一番発症しやすいのが30代から40代、仕事も忙しく食生活が不規則であまり動かないことに加えて、ストレスをかかえていてタバコやお酒でストレス解消している方…思い当たることがあれば健康診断をきちんと受けましょう。高血圧や糖尿病は自覚症状がないので油断禁物です。まだまだ元気!!と思っているうちに、生活習慣病が忍び寄っているかもしれません。次回からはどのように予防したらよいかをお話ししていきます。

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